支払われた高配当株の配当金・投資信託やETFの分配金を使う理由

投資

私の資産は大きく分ければ以下の3つです。

  1. 全世界株などの指数連動型の投資信託
  2. 米国の債券ETF
  3. 米国や日本の高配当株(日本は個別株、米国は投資信託)

1の全世界株などの投資信託で資産の増加を目指して、2の米国債券ETFは○○ショックなどに備えたり分配金を得るために保有しています。3の高配当株は単純に配当を得るために保有しています。

私は米国債券ETFや高配当株から得た配当金や分配金は基本的には再投資しないで使うようにしているのですが、今回の記事ではその理由について書き記していきたいと思います。

以下の記事も見てもらえると嬉しいです

利回り

私が保有している日本の高配当株の配当利回りは4.7%程度ありますので十分高配当であるといえると思います。

米国の高配当株は「SBI・V米国高配当株式インデックスファンド(年4回決算型)」を保有しています。俗にいうところのVYMですね。このVYMは分配金利回りは3%程度でそれほど高くないのですが株価の上昇も見込めるような銘柄になっています。

米国債券ETFの保有銘柄と分配金利回りに関しては以下の通りです。

  1. AGG(米国総合債券市場)3.7%
  2. EDV(超長期米国債)4.3%
  3. LQD(投資適格債)4.6%
  4. JNK(投資不適格債)7.0%

今は保有している金額が少ないので分配金の額も少ないですがこれからもっと保有額を増やしていきたいと思っています。

配当金・分配金を使う理由3つ

私が支払われた配当金・分配金を使う理由は主に次の3つになります。

  1. 投資へのモチベーションを高める
  2. ○○ショックへの備え(株価大幅下落時の心の支え)
  3. 投資して増えた資産を使うため

1.投資へのモチベーションを高める

私のような弱小個人投資家でも、ある程度のリスクをとって投資活動を行っているわけですが、リスクをとるからこそ投資活動には高いモチベーションが必要だと感じています。私の性格上、モチベーションが低ければ目標を見失って投資活動を止めてしまったり、楽な方に逃げたりしてしまうことも考えられます。

そのようなことにならないように、リスクをとったからこそ得ることができる分配金・配当金は自分や家族のために使うようにしています。主な使い道は次の通りです。

  • 趣味であるキャンプ、釣りの道具を買う
  • スキーなど家族でいく旅行
  • 外食など普段の生活ではしないことをする

こういったことに使うことで、「投資してるからこそ上記のようなことができる」「もっと投資すればもっといろんなことができるようになる」的な思考でモチベーションを上げています。簡単にいうなら「ご褒美」ですね。

2.○○ショックへの備え(株価大幅下落時の心の支え)

以前からこのブログの記事内でも何度も触れているのですが、私のリスク許容度はそんなに高くないと思っています。ですが株に投資をしている以上、○○ショックのような株価が-30%とか-40%の大幅に下落する局面が必ず来ます。

昔、個別株を買っていたときに保有銘柄の大幅下落の経験をしたことがありますが、それはもうなかなかなものです。「今回はヤバい」「一生株価は戻ることは無い」みたいな感じでネガティブなことばかりが耳に入ってきます。そのようなときに配当金・分配金があれば「株価が下がっても配当金をもらいながらから株価が元に戻るまで待とう」とか「ここまで下がっても配当の何回分だからまだ大丈夫」みたいな感じで考えることができますので心理的に多少安心できると考えています。

3.投資して増えた資産を使うため

投資の効率だけを考えるなら支払われた配当金・分配金は使わずに再投資したり、配当金が投資信託内で自動的に再投資されるような投資信託を購入すれば良いと思います。そうすることが資産の最大化につながるでしょう。ですが、それではなかなか投資で増えた資産を使うことができません。

15年、20年と節約・投資を続けて、そこまで「入金力」が全てだと考えて資産を増やすことだけに注力してきて実際に資産も増え続けてきたのだとしたら、ある日突然今日からは資産の取崩し時期に入ったからと言って簡単に資産を取り崩していけるでしょうか?私は「それができそうにない」というのが正直なところです。

今でも何か急にお金が必要になった時に「株や債券ETFを売ってお金を作ろう」とはならず「なるべく資産を減らしたくない」という意識が真っ先に立ってしまいます。もう既にこのような考えになってしまっているのです。

ですから、あえて高配当株や高分配の債券ETFを購入して言うなれば強制的に配当金・分配金として支払われることで資産の減少やお金を使うことへの耐性を将来に向けてつけて行かなくてはいけないと思っています。

それにお金というのは使わなければただの紙切でありデータ上の数字でしかないわけです。お金を払って欲しい品物と交換したり、お金を払ってサービスを受けたりすることで始めてその価値が発揮されるわけです。使わなければ意味がないです。更に言えば死ぬ時が一番お金持ちになってしまいかねません。

最後に

今回の記事では配当金・分配金について私の考え等を書き記してみました。節約して投資(貯蓄)することは今の生活を犠牲にして未来の生活を豊かにすることだと思っています。それは大事なことだとは思いますが、今この瞬間が人生で一番若い日でもあるわけで、若い時にしかできないこともあります。行き過ぎた節約で今が犠牲になりすぎるのは避けたいところです。要はバランスですね。私の場合、配当金・分配金を使うことでそのバランスが取れているのかなと感じています。

ここで紹介している投資の手法や銘柄などは私自身が実際に行っているものであり読者の皆様に推奨しているわけではありません。投資については自己責任でお願いします。紹介している数値なども細心の注意を払っていますが誤っている可能性がありますのでご自身でも確認することをお勧めします。

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