最近、日経平均株価が連日最高値を更新しています。11月4日の終値は51,497.2円です。今年の1月6日の終値が39,307.05円でしたので、今年に入ってからの上昇率は約31%です。
下記のチャートは日経平均株価の週足チャートですが、4月のトランプ関税ショックからは、ほぼ調整というよう調整なく上昇しています。
私は日本の高配当株を保有していますので、日経平均が最高値を更新すると、私の投資資産も多少なりとも増加しています。喜ばしいことなのですが、私の性格的に不安も大きくなってきています。
今回の記事ではこれから日経平均がどのように推移していくのかを妄想してみたいと思います。

現在の株価
今の日経平均株価が割安なのか、割高なのかを判断するために株価収益率(PER)と一株利益(EPS)から考えてみます。
11月4日時点のPERは19.34倍、EPSは2662.73円となっています。このPERが19.34倍という数字は過去のPERの推移から見てみると、かなり高い状態にあります。
下記のチャートは2010年頃から今年11月までのPERのチャートです。コロナショックや東日本大震災の時などの時をのぞくと、だいたい11倍台から17倍台で推移しています。

適正な株価は
株価=EPS(一株利益)×PER(株価収益率)
ですから、EPSを2,662円とすると株価は以下の表のようになります。
| PER | 株価 |
|---|---|
| 11倍 | 29,282 |
| 12倍 | 31,944 |
| 13倍 | 34,606 |
| 14倍 | 37,268 |
| 15倍 | 39,930 |
| 16倍 | 42,592 |
| 17倍 | 45,254 |
| 18倍 | 47,916 |
| 19倍 | 50,578 |
| 20倍 | 53,240 |
今まで、PERは11倍から17倍で推移してきました。その下限値であるPER11倍の時の日経平均株価は29,282円で、上限である17倍ですと45,254円になります。
今のPER19倍超えから、過去の水準に落ち着いていくと考えるのであれば現在の株価から、5,000円から20,000円程度下落することになります。
日経平均株価は今年の4月のトランプ関税ショックの時には31,000円程度まで下落したことを考えると、全く「あり得ない数字ではない」ということが分かると思います。
逆に、これから日本経済が米国のように高い成長を期待されていると考えると、今のPER19倍超えの水準でも不思議ではありません。
今現在の米国のSP500のPERは30倍近くになっていますので、日経平均株価も将来の成長期待から将来、PERが25倍や30倍になることも考えられなくもないわけです。
PER25倍、EPS2,662円で66,550円
PER30倍。EPS2,662円で79,860円
とんでもない株価になってしまいます。
最後に
今回の記事も完全な私の妄想ですが「日経平均株価30,000円」逆に「日経平均株価80,000円」はあり得る数字だと思っています。
「暴落が来る」「日経平均爆上げ」などと言いたいわけではなくて、「日経平均株価30,000円」は想定の範囲内であり、もし下落したときに、「狼狽売り」や「パニック売り」などの行動に走らないよう、自分自身が決めたルールに従って冷静に行動できるようにしておきたいです。
ここで紹介している投資の手法や銘柄などは私自身が実際に行っているものであり読者の皆様に推奨しているわけではありません。投資については自己責任でお願いします。紹介している数値なども細心の注意を払っていますが誤っている可能性がありますのでご自身でも確認することをお勧めします。
以下の記事も参考にしてもらえると嬉しいです。


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