【ジョン・ボーグル】名言「時間は味方、衝動は敵だ」「航路を守れ」~長期投資の本質~

投資

先日、YouTubeで米国の資産運用会社バンガードの創業者、ジョン・C・ボーグル氏の名言についての動画を見ました。

その名言の中で、私がこれからも資産運用をしていくうえで「絶対に忘れてはいけない重要な言葉」を2つ紹介します。

その言葉とは「時間は味方、衝動は敵だ」「航路を守れ」です。

今回の記事ではこの言葉について書き記していきます。

ジョン・C・ボーグル氏の名言

インデックス投資の生みの親として知られる ジョン・C・ボーグル氏。彼は「投資は複雑である必要はない」と繰り返し語り、多くの人が市場平均のリターンを手にできる仕組みを作り出しました。

そんなジョン・C・ボーグル氏が残した名言の中でも、私は「時間は味方、衝動は敵だ」と「航路を守れ」は長期投資の本質を突いている言葉だと感じました。

「時間は味方、衝動は敵だ」

「時間を味方にする」とは「複利の力を信じる」ことであり、「衝動は敵」とは「自分自身の感情」ということです。

この言葉は、投資における 最大の味方は「時間(複利)」 であり、成功を妨げる 最大の敵は「衝動(感情)」 だと教えてくれています。

時間(複利)

複利とは、利益が利益を生む仕組みです。毎月の積立が雪だるまのように大きく成長するのは、時間をかけることで複利が加速するからです。

  • 年平均リターン 5%
  • 毎月 5 万円積み立て

という同じ条件でも、

期間最終資産
10年約 774 万円
20年約 2,065 万円
30年約 4,186 万円

同じ積立額でも、時間が増えるだけで資産は跳ね上がります。最初の10年では774万円、次の10年では1,291万円増え、更にその次の10年では2,121万円も増えています。

同じ期間(10年)でも増え方は同じではなく、年を追うごとに増えていき、複利の効果が出てきます。

衝動(感情)

時間(複利)を台無しにしてしまうのが 衝動(感情)的な売買 です。ありがちな行動をあげてみました。

  • 株価が下がった時に不安で売ってしまう
  • YouTubeやSNSで話題の銘柄に飛びつく
  • 暴落時に積立を止めてしまう

こういった行動は 複利を止めてしまう最大のリスク です

「航路を守れ」

「航路を守れ」とは「どんな時も長期的な方針を守れ」ということです。

私の場合だと「長期・分散・積立」になります。

市場が絶好調の時は「もっともっと投資していこう」と思い、逆に暴落時には「売ったほうがいいのでは」と不安になります。

ですが、こうした感情に流されて 売買のタイミングを図ること は、投資の失敗に直結します。
多くの研究で「市場から離れている日が数日あるだけでリターンが大きく変わる」ことが証明されており、どんな時でも市場に居続けなければいけません。

もしリーマンショックの時に積立を続けていたら?

リーマンショックの底で売った人は損しましたが、積立を継続した人は、その後の回復で大きく資産を伸ばしました。

  • 下がったときこそ安く買える
  • 積立を続けた人が複利を味方にできる

暴落は「安く買えるセール期間」であり、恐れるものではないということです。

と言いつつも「資本主義の世界が続く限り、世界経済は成長し続ける」ということが信じられなければ難しいかもしれませんね。

過去100年の中でも、何度も暴落はあったわけで、その都度、世界経済復活してきた事実があります。ですから私は世界経済を信じています。

投資で最も難しいのは「継続すること」

そして、投資で目標を達成するために必要なのは「継続すること」です。

  • 才能でもない
  • 情報量でもない
  • 市場の予測力でもない

自分の信じた道私の場合だと「長期・分散・積立」)をひたすら継続するのです。それが「航路を守れ」ということではないでしょうか。

まとめ

最後に、ボーグル氏の言葉をまとめます。

名言意味
時間は味方、衝動は敵だ感情に流されず、複利を活かす
航路を守れ一度決めた投資方針を継続する

私の中ではこの2つが長期投資の本質を突いていると感じました。具体的に行動に表すのであれば以下のようになります。

  • 暴落が来ても感情で、積立を止めない・売らない
  • 他人の儲け話に乗らない
  • 自分が決めた投資方針を継続する

最後に

最後にそれっぽいことをまとめてみました。

  • 私たち投資家が戦う相手は市場ではなく「自分の感情」である
  • 投資で成功するのは、市場を予想した人ではなく、市場に居続けた人であ
  • 自分の投資方針を守る

いつも、同じような言葉になってしまうのですが、これが私の中で投資の本質なのだと思います。私自身、ブログ記事を書くときには自分に言い聞かせるように書いています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ここで紹介している投資の手法や銘柄などは私自身が実際に行っているものであり、読者の皆様に推奨しているわけではありません。投資については自己責任でお願いします。紹介している数値なども細心の注意を払っていますが誤っている可能性もありますので、ご自身でも確認することをお勧めします。

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