10月10日(金)にアメリカの株式市場が大きく下落しました。SP500は2.71%下落しました。日経平均先物も45,200円位まで下がっています。(マイナス5.08%)
理由は「トランプ大統領が、中国に対する大幅な関税の引き上げを示唆したため、世界経済に悪影響が出る」とのことです。
さらに、日本では政治の不安定さへの懸念が出てきており、そのことも影響しているようです。
最近の不安
以前から私は最近の株高に不安を感じていたのですが、その不安が現実のものとなりそうです。このまま一本調子で上がり続けることは無いと言い聞かせていたのですが、いざ、大幅に下落が始まるかもしれないと思うと、身構えてしまいます。
今回の記事では株価下落時に誤った行動をしないために、株価下落時の行動の再確認したいと思います。
- 何があっても狼狽売りをしない
- 自分自身の投資方針を忘れない「長期・分散・積立」
- 株価下落時の投資行動を自分のルールに従って行う
1.何があっても狼狽売りしない
YouTubeやSNSではこれから暴落を煽る動画やコメントで溢れてくると思いますが、気にしないことですね。見てしまうと感情に影響が出て、客観的な判断が出来ず投資方針から大きく外れた行動をとってしまったり、自分の投資方針を見失ってしまう可能性があります。できれば、このような動画やコメントは見ないようにしていきたいと思っています。
長期投資ですので、株価が下がった時が株を売るタイミングではありません。長期投資において株を売るタイミングはお金が必要になった時だと考えています。
2.自分自身の投資方針を忘れない「長期・分散・積立」
いつも同じことを言っているのですが、私の投資方針は「長期・分散・積立」です。
長期とは15年以の投資期間のことです。長期的に見れば目先の20%や30%の下落はあって当たり前のことです。そんなことで一喜一憂していては長期投資は難しいです。
分散は地域、資産、期間の分散です。期間を分散することで、同じ投資金額でも、株価が高い時は株数を少なく購入し、株価が安い時は株数を多く購入することができ、ドルコスト平均法の恩恵を受けられます。
積立は、株価が下がったからと言って積立額を変えないことです。株価が「安くなったから」「高くなったから」と言って積立額を減らしたり増やしたすると、タイミングを計って買ってるのと同じことになりますので、ドルコスト平均法の恩恵を受けられたくなってしまいます。
3.株価下落時の投資行動を自分のルールに従って行う
私は株価の大幅下落時には、現金待機枠から買い増しをすると自身のルールとして決めています。そのルールとは、下表の3銘柄の株価(基準価格)を監視していて、10%下落毎に現金待機枠の一定割合を購入するというものです。
東証ETF NF日経高配当50(1489) | 三菱UFJ eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | 大和 iFreeレバレッジ NASDAQ100(レバナス) | |
---|---|---|---|
最高値 | 2,627 | 32,048 | 57,351 |
10%下落 | 2,364 | 28,843 | 51,616 |
20%下落 | 2,102 | 25,638 | 45,881 |
30%下落 | 1,839 | 22,434 | 40,146 |
40%下落 | 1,576 | 19,229 | 34,411 |
50%下落 | 1,314 | 16,024 | 28,676 |
60%下落 | 1,051 | 12,819 | 22,941 |
70%下落 | 788 | 9,614 | 17,206 |
銘柄 | 現金の待機枠からの購入割合 |
---|---|
東証ETF NF日経高配当50(1489) | 6% |
三菱UFJ eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | 12% |
大和 iFreeレバレッジ NASDAQ100(レバナス) | 2% |
東証ETF NF日経高配当50(1489)は指値で買うことができますので、ルールに従ってマイナス10%ラインの2,364円で買い注文を出そうと思っています。
金曜日の終値が2,530円ですので、2,364円までは約6.5%値下がりすれば届きます。日経平均先物が約5%の値下がりであることを考えると、オーバーシュートした際にもしかして購入できるかもしれません。
最後に
週明け火曜日の株価がどうなるかなんて、当たり前ですが正直わかりません。ですが「下落はあるもの」として準備していても良いと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ここで紹介している投資の手法や銘柄などは私自身が実際に行っているものであり読者の皆様に推奨しているわけではありません。投資については自己責任でお願いします。紹介している数値なども細心の注意を払っていますが誤っている可能性がありますのでご自身でも確認することをお勧めします。
以下の記事も参考にしてもらえると嬉しいです。
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