【高配当株、保有銘柄紹介】科研製薬(4521)~株価が低迷する理由~

投資

今日は私が保有している日本の高配当個別株の中の科研製薬(4521)という銘柄について書き記していこうと思います。

私の高配当株ポートフォリオ

私の日本の高配当株のポートフォリオは、日経高配当50ETF(1489)の採用銘柄約50銘柄と、私自身が選定した高配当銘柄約40銘柄の合計90銘柄程度からなっています。

日経高配当50ETF(1489)だけだと、どうしても業種に偏りが出てしまうので、業種を分散させるる目的で、自分自身でディフェンシブな銘柄を中心に約40銘柄を選定して保有しています。

なお、各銘柄の保有株数は数株から数十株程度です。単元未満での保有です。

業種別の受取配当金の割合は以下のグラフの通りです。特定の業種に偏らないように銘柄を選定しているつもりです。

含み損の科研製薬(4521)

私の高配当株ポートフォリオは、ほとんどの銘柄が含み益の状態なのですが、数銘柄だけ含み損の銘柄があります。その中のひとつが科研製薬(4521)になります。

科研製薬(4521)は私自身が選定した銘柄になります。「医薬品」業種に分類されていて、会社四季報を見ると、「旧理研グループの名門。導入の関節機能改善剤、自社創製の爪白癬症薬の2本柱。後発品も展開」とあります。

「医薬品」業種は一般的には、需要が景気の動向に左右されにくく、ディフェンシブな銘柄になります。日経高配当50ETF(1489)の採用銘柄以外のディフェンシブ銘柄を補完する目的で購入しました。

私が購入したのは約3年程前で平均取得価格は3,945円です。対して現在の価格は3,668円ですので約7%程度のマイナスです。

売却時の自己ルール

私は高配当銘柄を売却する時のルールを自分自身で定めています。

  • 日経高配当50ETFのリバランスに合わせて売却(優良な銘柄は除く)
  • 自分自身で選定した銘柄は基本的に売却しない
  • 不正会計等の不祥事事案が発生した銘柄は即売却する
  • 無配となった銘柄は即売却する
  • 2期連続で減配した銘柄で購入価格に対する配当利回り(YOC)が2.5%以下となった銘柄は売却する

以上のルールで運用していますが、その時の状況に合わせて柔軟に対応している感じです。また、値上がり益を狙って保有しているわけではなく、あくまでも高配当狙いでの保有ですので、含み損がいくら増加しても一定の配当があれば売却はしないというのが基本的な考えです。

科研製薬(4521)は自分自身で選定した銘柄になりますので「売却しない」ということになります。

なぜ科研製薬(4521)を選定したのか?

科研製薬をポートフォリオに加えた理由は、以下のような「財務の健全性」と「配当の安定性」です。

  • 売上が安定しており、営業利益率10%以上を維持
  • 自己資本比率80%超で財務体質が極めて健全
  • 過去10年間、営業キャッシュフローが赤字になった年がない
  • 過去15年間、減配なしという実績

まさに「優良ディフェンシブ高配当株」といえる条件を満たしています。にもかかわらず、株価はここ冴えない状態が続いています。

株価が冴えない理由

最大の要因は、2026年3月期の業績予想の下方修正です。営業利益・経常利益ともに減益が見込まれ、投資家心理がやや弱気に傾いています。ただし、現時点で配当金の減配には言及されておらず、現金保有も潤沢で、当面は配当維持が可能とみられます。

実際、2023年度は配当性向が100%を超えており、減配はありませんでした。この点は、科研製薬の株主還元姿勢の強さを示すものです。

最後に

今回は、科研製薬(4521)紹介しました。これからも少しずつ私の保有銘柄について紹介していこうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ここで紹介している投資の手法や銘柄などは私自身が実際に行っているものであり読者の皆様に推奨しているわけではありません。投資については自己責任でお願いします。紹介している数値なども細心の注意を払っていますが誤っている可能性がありますのでご自身でも確認することをお勧めします。

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