アサンテ(6073)は配当利回り4%で買い増し候補? ~私の高配当株ポートフォリオ~

投資

私が現在保有している日本の高配当個別株の中からアサンテ(6073)という銘柄について書き記していこうと思います。

私の高配当株ポートフォリオ

私の日本の高配当株のポートフォリオは、日経高配当50ETF(1489)の採用銘柄約50銘柄と、私自身が選定した高配当銘柄約40銘柄の合計90銘柄程度からなっています。

日経高配当50ETF(1489)だけだと、どうしても業種に偏りが出てしまうので、業種を分散させる目的で、自分自身でディフェンシブな銘柄を中心に約40銘柄を選定して保有しています。

なお、各銘柄の保有株数は数株から数十株程度です。単元未満での保有です。

業種別の受取配当金の割合は以下のグラフの通りです。特定の業種に偏らないように銘柄を選定しているつもりです。

アサンテ(6073)

私の高配当株ポートフォリオは、ほとんどの銘柄が含み益の状態なのですが、数銘柄だけ含み損の銘柄があります。その中のひとつがアサンテ(6073)になります。

アサンテ(6073)は私自身が選定した高配当銘柄になります。「サービス業」業種に分類されています。

会社四季報を見ると、「住宅用シロアリ防除のトップ。東北、関東から関西まで営業網。農協との提携で業容を拡大」とあります。

「サービス業」業種は一般的には景気敏感株の部類になると思いますが、アサンテ(6073)の主力事業である、シロアリ防除という事業内容は、住宅の維持に欠かせないサービスで、景気が悪くても一定の需要がありますので、ディフェンシブな側面があります。

私が購入したのは約3年程前で平均取得価格は1,657円です。対して現在の価格は1,602円ですので約3.3%程度のマイナスです。

取得価格に対する配当利回り(YOC)は3.74%で、現在の価格に対する配当利回りは3.87%ですので、配当利回りだけで見れば、ギリギリ高配当株と呼べる水準です。

売却時の自己ルール

私は高配当株銘柄を売却する時のルールを自分自身で定めています。

  • 日経高配当50ETFのリバランスに合わせて売却(優良な銘柄は売却しない)
  • 自分自身で選定した銘柄は基本的に売却しない
  • 不正会計等の不祥事事案が発生した銘柄は即売却する
  • 無配となった銘柄は即売却する
  • 2期連続で減配した銘柄で購入価格に対する配当利回り(YOC)が2.5%以下となった銘柄は売却する

以上のルールで運用していますが、その時の状況に合わせて柔軟に対応している感じです。また、値上がり益を狙って保有しているわけではなく、あくまでも高配当狙いでの保有ですので、含み損がいくら増加しても一定の配当があれば売却はしないというのが基本的な考えです。

アサンテ(6073)を上記のルールに当てはめると「売却しない」ということになります。(自分自身で選定した銘柄ですので)

購入時の自己ルール

アサンテ(6073)は私自身で選定して購入した銘柄ですので、なぜ「アサンテ(6073)」を購入したのかを記していきます。

高配当株を選定する時の基準を過去10年の決算を参考に以下のように決めています。

  1. 売上高が基本的に右肩上がり又は一定で増減が激しすぎないこと
  2. 一株利益(EPS)が右肩上がり又は一定で増減が激しすぎないこと
  3. 営業利益率が5%以上あること。10%以上であれば◎
  4. 自己資本比率40%以上であること。40%以下は基本的に購入しない
  5. 営業活動によるキャッシュフローが過去10年で赤字の年がないこと。1年でも赤字があれば購入しない
  6. 一株当たり配当金が増配傾向であること。増減が激しかったり、過去10年で無配の年が1年でもあれば購入しない
  7. 配当性向は30%~50%が理想。80%を超えている銘柄は危険

以上のルールで選定していますが、このルールでガチガチに固めて選定しているわけではなくて、総合的に判断して「購入する」か「購入しない」かを決定しています。

上記ルールにアサンテ(6073)を当てはめてみると

  1. 売り上げは緩やかですが基本的に右肩上がりが続いています
  2. 一株利益(EPS)はコロナ禍以降は多少の上下がありますが最近は回復基調です
  3. 営業利益率は最近は8%前後ですが、コロナ禍までは10%以上ありました
  4. 自己資本比率は60%以上をキープしていますので、財務健全性は良好です
  5. 営業活動によるキャッシュフローは赤字の年は無く、しっかりと稼げている印象です
  6. 配当金に関しては10年以上減配をしていませんので安心感があります
  7. コロナ禍以降で配当性向100%超えの年がありますが、現金を多く保有しているのであまり心配なさそうです

ということで「購入する」か「購入しない」かで判断して、購入に至りました。

理由としては、一言で言えば安定した業績と配当です。過去の決算のどの項目を見ても安定しています。仮に少しくらい業績が悪くなったとしても、現金等の保有が多いので安定配当の原資になるのではないかと想像できます。

最後に

アサンテ(6073)は自分自身で選定した銘柄ですので、配当や業績はかなり安定しています。含み損が増加したからと言って売却する理由はどこにも見当たりません。

安定しているが故に配当利回りが高配当株と言えるか微妙なラインですので、これ以上値下がりが続いて配当利回りが4%以上になれば追加で購入しようと思ってます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ここで紹介している投資の手法や銘柄などは私自身が実際に行っているものであり読者の皆様に推奨しているわけではありません。投資については自己責任でお願いします。紹介している数値なども細心の注意を払っていますが誤っている可能性がありますのでご自身でも確認することをお勧めします。

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