私が自分の子供に伝えておきたい金融知識を何回かに分けて以下のような感じで書いていこうと思っています。
- お金の「基本」とマインドセット
- 経済の「仕組み」を知る
- 投資の「武器」を手に入れる
- 守りの知識と「自分」への投資
と言っても、私はお金の専門家でもないですし、特段お金について詳しい、というわけではありません。
自分自身が実践したことやAIやネットの情報を駆使して調べたことを中心に書いていくつもりです。

私たちが受けた教育は、もう通用しない
「真面目に勉強して、いい大学に入り、大企業に勤めて、コツコツ貯金しなさい。」
私たち50代前後の世代が親や学校の先生から教わってきた、この「成功の方程式」は、今、音を立てて崩れようとしています。
終身雇用の崩壊、上がらない給料、そして追い打ちをかけるような物価高。私たちが生きてきた時代と、今の子供たちがこれから生きていく時代は、別のルールで動いています。
親として、子供の幸せを願わない人はいません。しかし、もし、あなたが子供に「貯金が一番安全だ」と教えているとしたら、それは「地図を持たずに砂漠へ行け」と言っているのと同じかもしれません。
今、親である私たちが子供に授けるべきは、目先のお小遣いなどではなく、激動の時代を生き抜くための「お金の知識(マネーリテラシー)」です。
18歳成人、「無知な大人」が狙われる時代
2022年4月から、成人年齢が18歳に引き下げられました。これは、高校3年生や高校を卒業したばかりの我が子が、親の同意なしに自分の意思で高額な契約を結べるようになったことを意味します。
- クレジットカードの発行
- 投資商品への契約
これらは、知識があれば便利なツールですが、知識がなければ「人生を詰ませる罠」になります。
恐ろしいのは、世の中には「知識のない若者」をターゲットにした悪意ある大人が確実に存在するということです。
「学校で教わるだろう」と楽観視してはいけません。2022年から高校の家庭科で金融教育が必修化されましたが、現場の教師も手探り状態なのが実情です。家庭でこの話題を避けることは、子供を無防備なまま世の中に送り出すことになってしまいます。
「貯金信仰」が子供の将来を貧しくする
私たち親世代の多くは、「貯金は善、投資はギャンブル」というような雰囲気の中で育ってきました。しかし、今の日本で「貯金だけ」を推奨することは、子供の資産を積極的に減らしていることになりかねません。
今、世界を襲っているインフレ(物価上昇)を考えてみてください。 今、100円で買えるものが来年は150円出さないと買えなくなった時、銀行に預けている100円の価値は相対的に下がったことになります。
金利が低い日本において、現金のまま持っておくことは「インフレという泥棒」に中身を盗まれているのと同じなのです。
子供たちには、「お金を置いておくだけでは守れない。経済の成長にお金を乗せる(投資する)ことで初めて守れる」という、現代の常識を教える必要があります。
若さという「最強の資本」を無駄にさせない
親から子供に伝える最も重要なことのひとつは「複利」と「時間」の重要性です。
天才物理学者アインシュタインが「人類最大の発明」と呼んだとか、呼んでないとか言われる複利。これは運用益がさらなる利益を生む仕組みですが、この力が最大化される変数は「元本」ではなく「時間」です。
例えば、高校生が月々5,000円の投資を始めた子と、40代になって慌てて月5万円を積み立て始めた人では、最終的な資産額に天と地ほどの差が出ます。
子供には「時間は若者の最強の武器だ。1円でも多く、1日でも早く、お金を働かせることを始めなさい」と説くべきです。これは、親がどれだけ資産を遺すかよりも、はるかに価値のある教えになります。
お金の教育は「自立」への教育である
金融教育というと、どうしても「金儲け」のイメージがつきまといます。しかし、本質は違います。
お金の知識を身につけることは、自分の人生を自分でコントロールする力を養うことです。
- 自分の支出を管理できる
- 世の中の仕組みを俯瞰できる
- リスクを計算して挑戦できる
ESBI(従業員、自営業者、ビジネスオーナー、投資家働)の法則を教えることで、子供は「雇われるだけが人生ではない」という広い視野を持つことができます。この視点こそが、将来、生きていくうえで挫折を防ぐセーフティネットになるのです。
最後に
「うちはお金がないから」「子供にお金の話をするのは卑しい」 そんな古い価値観は、今日で捨てて、家庭でお金の話を積極的にしていくべきです。
親が完璧である必要はなく「実はお父さんも昔失敗してね」「新NISAってどう思う?」と、親子で一緒に学ぶ姿勢こそが、子供の好奇心に火をつけます。
親である私たちが、まずは正しく知ること。そして、それを対話のきっかけにすること。 それが、子供たちが将来「お金に縛られない人生」を送るための第一歩になるのではないでしょうか。
私は以下の3点について行動しようと思います。
- 「お金の話はタブー」という意識を捨てる
- 子供が18歳(成人)になった時のリスクを具体的に想像してみる
- 最近の物価高について子供と話をしてみる
最後まで読んでいただきありがとうございました。



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