【日経高配当50ETF(1489)】採用の神戸製鋼所(5406)を分析!高配当株投資としてアリなのか?

投資

私は日本の個別高配当株を100銘柄近く保有しているのですが、その内訳は「日経高配当50ETF(1489)」の採用銘柄と自分自身で選定した高配当銘柄から成っています。

ただ、現在の「日経高配当50ETF(1489)」の採用銘柄を全て保有しているわけではありません。

日経高配当50ETF(1489)」の採用銘柄の中から、私が現在保有していない銘柄で、新たに購入してもよさそうな銘柄はないか、探してみることにしました。

その中から今回の記事では、「神戸製鋼所(5406)」について書き記していきます。

日本個別高配当株

私が保有している日本の個別高配当株の保有銘柄数が100銘柄近くになってしまっていますので、管理が大変ですので最近は購入していません。

現在保有している日経高配当50ETF(1489)採用銘柄は、日経高配当50ETF(1489)の銘柄の入れ替えがあっても、基本的に売却はしないようにしています。

日経高配当50ETF(1489)

日経高配当50ETF(1489)の過去1年の分配金は89円で、現在の分配金利回りは約2.75%程度です。株価の上昇に伴って高配当とは言えないレベルまで分配金利回りが下がってきています。

最近、何度も最高値を更新していて、私としては「買ってみよう」という気にはなれない水準です。

採用銘柄

下記の表は日経高配当50ETF(1489)の採用銘柄です。現在の配当利回りと私が保有しているか否かを記しています。(2025年2月1日現在)

日経高配当50ETF(1489)の採用銘柄、49銘柄のうち、私は現在28銘柄を保有しています。

銘柄コード銘柄配当利回り保有中
1605INPEX3.14%
2914日本たばこ産業4.06%
9107川崎汽船5.57%×
7267本田技研工業4.39%
8058三菱商事2.92%
8411みずほフィナンシャルグループ2.55%
4503アステラス製薬3.80%
9101日本郵船4.53%×
8604野村ホールディングス4.41%(昨年配当から計算)
4502武田薬品工業4.48%
8316三井住友フィナンシャルグループ3.17%
8053住友商事2.61%
5401日本製鉄3.83%×
7261マツダ4.67%×
8725MS&ADインシュアランスグループホール4.22%
8601大和証券グループ本社3.21%
5108ブリヂストン3.17%
5406神戸製鋼所3.96%×
9434ソフトバンク3.97%
5411JFEホールディングス4.04%×
7751キヤノン3.38%
7272ヤマハ発動機4.21%×
1802大林組2.52%×
1928積水ハウス4.18%
8309三井住友トラストグループ3.64%
5706三井金属1.18%×
5201AGC4.00%
2768双日3.33%
4183三井化学2.51%
5019出光興産3.07%
9147NIPPON EXPRESSホールディン3.04%×
6305日立建機3.79%×
7202いすゞ自動車3.80%×
4188三菱ケミカルグループ3.52%
6724セイコーエプソン3.72%
6472NTN2.89%×
6473ジェイテクト3.41%×
5214日本電気硝子2.38%
6770アルプスアルパイン2.90%×
6471日本精工3.55%×
3861王子ホールディングス4.39%
4061デンカ3.71%
6113アマダ3.24%×
1808長谷工コーポレーション2.95%×
6952カシオ計算機3.58%(昨年配当から計算)×
4208UBE4.36%
4042東ソー4.25%×
8252丸井グループ4.20%×

神戸製鋼所(5406)

私が保有していない銘柄の中から、今回は「神戸製鋼所(5406)」を私自身が銘柄を選定する時の基準に照らし合わせて「購入してもよい銘柄」なのか「購入しないほうがよい銘柄」なのかを検証してみたいと思います。

まず、「神戸製鋼所(5406)」の業種は「鉄鋼」であり、景気敏感株です。

神戸製鋼所(5406)の主な事業は、鉄鋼アルミ、素形材、溶接、機械、エンジニアリング、建設機械、電力です。これらのセグメントで幅広い製品・サービスを提供しています。

選定の基準

高配当株を選定する時の基準を過去10年の決算を参考に以下のように決めています。

  1. 売上高が基本的に右肩上がり又は一定で増減が激しすぎないこと
  2. 一株利益(EPS)が右肩上がり又は一定で増減が激しすぎないこと
  3. 営業利益率が5%以上あること。10%以上であれば◎
  4. 自己資本比率40%以上であること。40%以下は基本的に購入しない
  5. 営業活動によるキャッシュフローが過去10年で赤字の年がないこと。1年でも赤字があれば購入しない
  6. 一株当たり配当金が増配傾向であること。増減が激しかったり、過去10年で無配の年が1年でもあれば購入しない
  7. 配当性向は30%~50%が理想。80%を超えている銘柄は危険

以上のルールで選定していますが、このルールでガチガチに固めて選定しているわけではなくて、総合的に判断して「購入してもよい銘柄」か「購入しないほうが良い銘柄」かを決定しています。

自己ルールに当てはめる

上記の自己ルールに「神戸製鋼所(5406)」を当てはめてみると

  1. 売り上げは、多少上下しながらがらも右肩上がりです
  2. 一株利益(EPS)は、過去10年で複数年で赤字の年があります
  3. 営業利益率は、5%以下の年が多くなっています
  4. 自己資本比率は、最近になって上昇基調ですが、それでも40%程度です
  5. 営業活動によるキャッシュフローは、過去10で見ても赤字の年はありません
  6. 配当金に関しては、最近2~3年は安定していますが、それ以前は無配の年もあります
  7. 配当性向は、配当のある年は概ね20~30%です

売り上げは長期的に伸びていますが、営業利益率が5%に届いていない年が多く、一株利益も赤字の年があります。配当金は2023年以前は無配の年があり、安定的に配当を出しているとは言えない状況です。(直近でも減配がありました)

その他の視点から

自己ルール以外の視点から、AIを使って指標、買い材料、懸念材料に分けて「神戸製鋼所(5406)」を簡単に分析しました。

指標面

株価指標でみると割安の状態です。

指標数値評価
PBR(実績)0.76倍非常に割安で解散価値の1倍を下回っている
PER(予想)9.1倍10倍を切っており、利益水準に対して割安感
配当利回り3.5%26年3月期は減配予想のため利回りは低下
自己資本比率41.9%改善傾向にあるが、高くはない

投資のメリット(買い材料)

景気敏感株ではあるものの、独自の強みが下値を支えています。

  • 電力事業という「金のなる木」
    • 鉄鋼やアルミが市況悪化で苦戦する中、安定して利益を稼ぐ電力事業が赤字転落を防ぐ構造になっています。
  • PBR1倍割れ対策への期待
    • 東証の要請もあり、1倍割れ解消に向けた追加の株主還元(増配や自社株買い)や、収益性改善への期待。
  • 資産効率の向上
    • 日本製鉄株などの保有株式を売却して利益を出すなど、不採算資産の整理と財務体質の強化を積極的に進めています。

投資のリスク(懸念材料)

足元では業績の「足踏み」が見られ、注意が必要です。

  • 業績の下方修正
    • 2026年2月6日の発表で、通期の売上高を下方修正しました。欧州や東南アジアでの需要停滞、特に建設機械の販売減が響いています。
  • 原材料費の高騰
    • 原材料費の高騰に対して、製品価格への転嫁が追いつかかず、利益を圧迫しています。
  • 減配リスク
    • 同社は配当性向を「30%程度」としています。業績が30%程度の減益予想となっているため、1株あたりの配当金も前期(100円)から今期(80円予想)へと減少する見込みです。

最後に

各指標を見ると割安の状態ですが、景気敏感株ということもあり、業績が安定せず、業績の上げ下げで配当金も減配や増配、無配となることも考えられます。

高配当株投資に必要な安定配当という視点から見て、長期間安心して保有することはできないと思います。

結論としては、インカムゲインを狙って投資する銘柄ではないと思いますので、神戸製鋼所(5406)は「購入しないほうがよい銘柄」ということになります。

ここで紹介している投資の手法や銘柄などは私自身が実際に行っているものであり読者の皆様に推奨しているわけではありません。投資については自己責任でお願いします。紹介している数値なども細心の注意を払っていますが誤っている可能性がありますのでご自身でも確認することをお勧めします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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