【日経高配当50ETF(1489)】~マツダ(7261)は高配当株として投資すべき?~

投資

私は日本の個別高配当株を100銘柄近く保有しているのですが、その内訳は「日経高配当50ETF(1489)」の採用銘柄と自分自身で選定した高配当銘柄から成っています。

ただ、現在の「日経高配当50ETF(1489)」の採用銘柄を全て保有しているわけではありません。

日経高配当50ETF(1489)」の採用銘柄の中から、私が現在保有していない銘柄で、新たに購入してもよさそうな銘柄はないか、探してみることにしました。

その中から今回の記事では、「マツダ(7261)」について書き記していきます。

日本の個別高配当株

日経高配当50ETF(1489)の銘柄の入れ替えがあっても、基本的に売却はしないようにしています。

購入に関しては、現在、私が保有している日本の個別高配当株の保有銘柄数が100銘柄近くになってしまっていますので、管理が大変ですので最近はしていません。

日経高配当50ETF(1489)

日経高配当50ETF(1489)の過去1年の分配金は89円で、現在の分配金利回りは3%程度です。株価の上昇に伴って高配当とは言えないレベルまで分配金利回りが下がってきています。

最近、何度も最高値を更新していて、私としては「買ってみよう」という気にはなれない水準です。

採用銘柄

下記の表は日経高配当50ETF(1489)の採用銘柄です。現在の配当利回りと私が保有しているか否かを記しています。(2025年12月11日現在)

日経高配当50ETF(1489)の採用銘柄、49銘柄のうち、私は現在28銘柄を保有しています。

銘柄コード銘柄配当利回り保有中
1605INPEX3.14%
2914日本たばこ産業4.06%
9107川崎汽船5.57%×
7267本田技研工業4.39%
8058三菱商事2.92%
8411みずほフィナンシャルグループ2.55%
4503アステラス製薬3.80%
9101日本郵船4.53%×
8604野村ホールディングス4.41%(昨年配当から計算)
4502武田薬品工業4.48%
8316三井住友フィナンシャルグループ3.17%
8053住友商事2.61%
5401日本製鉄3.83%×
7261マツダ4.67%×
8725MS&ADインシュアランスグループホール4.22%
8601大和証券グループ本社3.21%
5108ブリヂストン3.17%
5406神戸製鋼所3.96%×
9434ソフトバンク3.97%
5411JFEホールディングス4.04%×
7751キヤノン3.38%
7272ヤマハ発動機4.21%×
1802大林組2.52%×
1928積水ハウス4.18%
8309三井住友トラストグループ3.64%
5706三井金属1.18%×
5201AGC4.00%
2768双日3.33%
4183三井化学2.51%
5019出光興産3.07%
9147NIPPON EXPRESSホールディン3.04%×
6305日立建機3.79%×
7202いすゞ自動車3.80%×
4188三菱ケミカルグループ3.52%
6724セイコーエプソン3.72%
6472NTN2.89%×
6473ジェイテクト3.41%×
5214日本電気硝子2.38%
6770アルプスアルパイン2.90%×
6471日本精工3.55%×
3861王子ホールディングス4.39%
4061デンカ3.71%
6113アマダ3.24%×
1808長谷工コーポレーション2.95%×
6952カシオ計算機3.58%(昨年配当から計算)×
4208UBE4.36%
4042東ソー4.25%×
8252丸井グループ4.20%×

選定の基準

私が保有していない銘柄の中から、今回は「マツダ(7261)」を私自身が銘柄を選定する時の基準に照らし合わせて「購入してもよい銘柄」なのか「購入しないほうがよい銘柄」なのかを検証してみたいと思います。

高配当株を選定する時の基準を過去10年の決算を参考に以下のように決めています。

  1. 売上高が基本的に右肩上がり又は一定で増減が激しすぎないこと
  2. 一株利益(EPS)が右肩上がり又は一定で増減が激しすぎないこと
  3. 営業利益率が5%以上あること。10%以上であれば◎
  4. 自己資本比率40%以上であること。40%以下は基本的に購入しない
  5. 営業活動によるキャッシュフローが過去10年で赤字の年がないこと。1年でも赤字があれば購入しない
  6. 一株当たり配当金が増配傾向であること。増減が激しかったり、過去10年で無配の年が1年でもあれば購入しない
  7. 配当性向は30%~50%が理想。80%を超えている銘柄は危険

以上のルールで選定していますが、このルールでガチガチに固めて選定しているわけではなくて、総合的に判断して「購入してもよい銘柄」か「購入しないほうが良い銘柄」かを決定しています。

マツダ(7261)は?

上記ルールに「マツダ(7261)」を当てはめてみると

  1. 売り上げは、長期的に見ると右肩上がり増加傾向ですが、26年3月期は減収が予想されています
  2. 一株利益(EPS)は、コロナ禍の2021年は赤字になっており、各年でかなりばらつきがあります
  3. 営業利益率は、概ね5%前後で推移していて、大手の自動車会社と比べると低めです
  4. 自己資本比率は、直近では40%以上あり、長期的に上昇傾向です
  5. 営業活動によるキャッシュフローは、近年は大きくプラスで、過去10で見ても赤字の年はありません
  6. 配当金に関しては、稼げている年とそうでない年で差があり、無配の年もあり、安定配当とは言えません
  7. 配当性向は、配当のある年は概ね20~30%です

まず、「マツダ(7261)」の業種は「輸送用機器」になり、典型的な景気敏感株です。

売り上げは長期的に増加傾向ですが、過去10年間で見て最終的な利益が赤字の年があります。一株利益(EPS)も年によって増減があり、減配や無配になるリスクがありそうです。

指標面から

  • 配当利回り: 約4.6%
    • 「日経高配当50ETF(1489)」の分配金利回りが3%であることを考えると、かなり高い水準にあります
  • PBR(株価純資産倍率): 約0.4倍〜0.45倍
    • 解散価値である1倍を大きく下回っており、資産面では非常に割安です

投資のメリット(買い材料)

  • 北米市場でのブランド力が向上し、大型のSUVが好調で、1台あたりの利益率が高い車種へのシフトが進んでいます
  • 車載ソフトや電動化技術でのトヨタとの協業は、開発コストを抑えつつ技術を補完できる大きな強みです

投資のリスク(懸念材料)

  • トランプ政権下での関税見直しなど、対米輸出の比率が高いマツダにとって外部環境の変化が非常に高い状況です
  • 2026年3月期の業績予想では、販売奨励金の増加や関税の影響により、営業利益が大幅に押し下げられる見通しが出ています

まとめ

配当利回りやPBRを見ると魅力的な銘柄に感じますが、関税の影響などで利益が下がってしまった場合には、配当金も連動して下がる(減配)可能性があります。

過去10年の間で無配の年があり、一株利益(EPS)の増減も激しく、安定した配当は見込めないのではないでしょうか。

結論としては、インカムゲインを狙って投資する銘柄ではないと思いますので、「マツダ(7261」は「購入しないほうがよい銘柄」ということになります。

最後に

「マツダ(7261)」の配当利回りが高いのは、米国の関税の影響で将来の業績が見通しづらく、減配や無配になるリスクが織り込まれているのではないかと思いました。

また、私の高配当株投資の方針とは違いますが、関税の影響が無くなることを期待して株価の反発を狙ったり、PBR0.4倍は安すぎるので適正水準になるまで気長に待つ、というような投資の仕方もアリではないかと思いましたが、やめておきます(笑)

ここで紹介している投資の手法や銘柄などは私自身が実際に行っているものであり読者の皆様に推奨しているわけではありません。投資については自己責任でお願いします。紹介している数値なども細心の注意を払っていますが誤っている可能性がありますのでご自身でも確認することをお勧めします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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