「ソロキャンプって、いくらくらいかかるんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?テレビやSNSで見るおしゃれなソロキャンプに憧れるけれど、初期費用や毎回かかる費用を考えると、なかなか踏み出せない…という方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなソロキャンプの「お金」に焦点を当てて、1泊2日のソロキャンプにかかるリアルな費用を紹介していきます。ソロキャンパーの私が実際に使っている節約術なんかも紹介しますので、最後まで読んであなたのソロキャンプデビューの参考にしてもらえると嬉しいです。


ソロキャンプの費用は「ピンキリ」
最初にお伝えしたいのは、ソロキャンプにかかる費用は本当に「ピンキリ」だということです。こだわれば青天井ですし、工夫次第では驚くほど安く済ませることも可能です。
この記事では
「軽く楽しむソロキャンプ」
最低限必要なものだけ揃え、食費も抑えた場合(私の場合は、徒歩キャンプのときはバックパックにソフトクーラーのみで行くときが該当しますね)
「快適に楽しむソロキャンプ」
ある程度のギアを揃え、食事も少し豪華にした場合(私の場合ですと、車で行くときが該当します。持っている道具を総動員しますので)
上記2つのパターンを例に、具体的な費用を比較しながら紹介していきます。


ソロキャンプ1泊2日にかかる費用の内訳
ソロキャンプにかかる費用は、大きく以下の3つの項目に分けられます。
- 初期費用(キャンプ道具):テントや寝袋など、一度購入すれば長く使えるもの
- キャンプ費用(都度かかる費用):交通費、宿泊費(サイト利用料)、食費、消耗品費など
- その他費用:温泉代、アクティビティ費、お土産代など
今回は、キャンプに行くときにかかる「キャンプ費用」に焦点を当てて、1泊2日のキャンプでどれくらいかかるのかを詳しく紹介していきます。
初期費用については以前書いた記事を参考にしてみてください。
1泊2日のソロキャンプのリアルな費用
それでは、具体的な費用の内訳を見ていきます。
1. 交通費
キャンプ場までの交通手段によって大きく変わります。
- 車で行く場合:ガソリン代+高速道路料金
- 公共交通機関で行く場合(電車・バスなど):往復運賃
- バイク:ガソリン代+高速道路料金(車より安価な場合が多い)
節約するなら
- できるだけ自宅から近いキャンプ場を選ぶ
- 下道のみで行けるキャンプ場を選ぶ
- 徒歩キャンプで行く
【私の場合の例】
行くキャンプ場にもよりますが、車の場合、遠いキャンプ場だと高速代とガソリン代で8,000円程度、近場のキャンプ場なら2,000円程度で済みます。徒歩キャンプの場合は京都の笠置キャンプ場に行くのですが、その時は電車代が往復2,000円程度かかります。
2. 宿泊費(サイト利用料)
キャンプ場の種類や設備によって料金が大きく異なります。
- 無料キャンプ場:無料
- 普通のキャンプ場:1,000円~5,000円程度(キャンプ場によって料金に幅がある)
- 高規格なキャンプ場:4,000円~8,000円程度(設備が充実している分、高め)
節約するなら
- 料金の安いフリーサイトやシンプルなキャンプ場を選ぶ
- 自治体が運営する公営のキャンプ場は比較的安価な場合が多い
- シーズンオフや平日を利用する
- 無料のキャンプ場を利用する
【私の場合の例】
車で行く場合は2,000円前後のところが多いですね。徒歩であれば(笠置キャンプ場)1,000円です。高規格なキャンプ場は行ったことがありません。
3. 食費
ここがソロキャンプの費用を最も大きく左右する項目の一つです。
軽く楽しむソロキャンプ
- 夕食:レトルト食品(カレー、丼もの)、カップ麺、弁当など
- 朝食:パン、コーヒー、スープなど
快適に楽しむソロキャンプ(少し豪華に)
- 夕食:肉や野菜を焼く、凝った料理(アヒージョ、パスタなど)、お酒(おつまみ)
- 朝食:ホットサンド、ベーコンエッグなど


節約するなら
- 自宅にある食材などを活用する
- コンビニではなくスーパーを利用する
- 食材の無駄をなくすため自宅で下ごしらえをして持っていく
- お酒は控えめにする
【私の場合の例】
今まで行ってきたキャンプの中で一番節約したときは、夕食は自宅から持っていった米を炊いてレトルトカレーをかけて食べました。朝食は粉のうどんスープの出汁に30円のソバを入れただけのものを食べた時ですね。
逆に豪華にした時は夕食はタンドリーチキン、お酒、おつまみに総菜を買っていきました。朝食は肉まんをホットサンドメーカーで焼いてフリーズドライのビーフシチューを食べました。
4. 消耗品費
意外と見落としがちなのが消耗品費です。
- 燃料代:ガス缶、アルコール、ホワイトガソリン、薪、炭、固形燃料など(キャンプ場で買うと高め、薪はキャンプ場の近くに無人販売店があったりもする)
- その他:キッチンペーパー、ウエットティッシュ、アルミホイルなど
節約するなら
- 薪や炭は事前にネットやホームセンターなどで購入する
- ひとつの燃料に統一する(焚き火で料理する)
- 100円均一の商品を活用する
【私の場合の例】
薪はネットで20kgで2千数百円で購入しています。(薪ストーブと焚き火をすると結構消費します)アルコールやホワイトガソリンもネットで購入すると安く買えます。その他のものはほとんど100円均一の商品です。
5. その他費用
キャンプ場周辺の観光や温泉、お土産など。
- 温泉・入浴施設:500円~1,000円
- 観光施設入場料:数百円~1,500円
- お土産代:数百円~数千円
【私の場合の例】
私の場合は観光や入浴は基本しないですが、釣りをするためのキャンプには行ったことがあります。その時は無料のキャンプ場に泊り必要最低限の装備で行きました。
【まとめ】1泊2日ソロキャンプの費用シミュレーション
これまでの内訳を踏まえて、1泊2日のソロキャンプにかかる費用をシミュレーションしてみます。
【軽く楽しむソロキャンプの場合(笠置キャンプ場に徒歩で行くキャンプを想定)】
- 交通費:電車賃2,000円
- 宿泊費:1,000円(笠置キャンプ場)
- 食費:レトルトカレー、米、パン、少しのお酒など、1,500円
- 消耗品費:薪、固形燃料、キッチンペーパーなど、1,500円
合計 6,000円
【快適に楽しむソロキャンプの場合(琵琶湖畔のキャンプ場を想定)】
- 交通費:ガソリン代、高速代、8,000円
- 宿泊費:4,000円(琵琶湖畔のキャンプ場はお高め)
- 食費:肉、肉まん、総菜、お酒多め、4,000円
- 消耗品費:薪多め、ホワイトガソリン、固形燃料など、3,000円
合計 19,000円
最後に
どうだったでしょうか?同じ1泊2日のソロキャンプでも、何に重点を置くかで費用に結構な差が出ることがお分かりいただけたかと思います。
私の場合は料理があまり得意ではないので、凝った料理をすることは滅多にないのですが、冬場のキャンプの時には薪ストーブを必ず持っていきますので薪代が結構かかってしまいます。
費用を考えてキャンプをするなら、一回のキャンプで何に重点を置いてキャンプをするのか、ひとつだけ決めておけば良いかなと思います。「今回は高規格のキャンプ場にしよう」とか「次は料理は豪華なBBQにしよう」などと決めておけば費用は抑えつつ満足度の高いキャンプになるのではないでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
以下の記事も参考にしてみてください(節約を意識してキャンプに行ったときと釣りキャンプをした時の記事です)
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