「定年後は、ゆっくり海を眺めながら釣りに没頭したい」そんな夢をお持ちの方は多いのではないでしょうか。私もそんな夢を持っている中年のオッサンの一人です。
しかし、いざ始めようと思った時に気になるのが「一回の釣行に一体いくらかかるのか?」というリアルな費用の話です。
趣味にはお金がかかるイメージがありますが、お小遣いの範囲内で賢く楽しむことは十分に可能です。
今回は、2カ月に1回ほどのペースで釣りを楽しんでいる私の実体験をもとに、道具は一通り揃っているという前提で「エサ釣り一回にかかる費用のリアル」を解説します。
これから釣りを始めたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
釣行時の費用の主な内訳
釣りの費用を考える際、大きく分けて以下の4つの費目が発生します。
- 交通費
- ガソリン代、高速代など
- エサ代
- 釣法によって変動
- 食事代
- 昼食、夕食など
- 場所代
- 駐車場代、渡船代、入場料など
これらを一つずつ詳しく見ていきましょう。
交通費
釣りにおいて、最も変動が大きいのがこの交通費です。
- ガソリン代
- 約5,000円(往復200km〜250km程度を想定)
- 高速代
- 0円〜数千円
私の場合、節約のために近場の釣り場へ向かう際は、ほとんど高速道路を使いません。深夜・早朝であれば道路は空いていますのでさほど苦になりません。帰りは疲れているときなど、場合によって高速道路を使用すこともあります。
和歌山の南紀地方や三重の紀東へ向かう際は高速代が上乗せされますが、無理のない範囲で「近場をホームグラウンドにする」ことが、趣味を長く続けるコツと言えます。
エサ代
エサ代は「どんな釣り方をするか」で決まります。私がよく行う「フカセ釣り」と「カゴ釣り」の2つのパターンを例に挙げます。

フカセ釣りの場合
主にグレ(メジナ)を狙うフカセ釣りでは、魚を寄せるための「マキエ」を大量に使います。
- オキアミ(3kg板を1枚又は2枚)
- 1枚1200円位~
- 配合エサ(集魚剤)
- 1袋500円位~
これらを合わせると、一回で約3,000円位が目安です。
カゴ釣りの場合
カゴ釣りの場合は、フカセ釣りほど大量の配合エサを必要としないこともあります。
- アミエビ
- 2kg700円位
- サシエ(オキアミの付けエサ)
- 1パック400円位
- 少量の集魚剤(無くても良い)
- 1袋500円位~
何時間釣りをするかにもよりますが、半日の釣りであれば1,500円程度で済みます。
食事代
釣り場でウキを眺めながらの食事は、日常で食べるものより何倍も美味しく感じられるものです。
- 昼食代
- 約1,000円(コンビニの弁当、家から何か持参すれば0円)
- 夕食代
- 1,000円〜2,000円(帰り道にロードサイドのラーメンチェーン店などに寄ることが多いです)
朝から夕方まで釣りに没頭すると、帰宅が遅くなることも多いですよね。そんな時は、帰り道に夕食を済ませることもあります。その日の気分(あるいは釣果)次第です。
場所代

どこで釣りをするかによって大きく変わります。漁港などによっては無料のところもあります。
初心者のうちは、まず足場の良い釣り公園や堤防から始めるのがおすすめですが、より本格的なポイントを狙いたくなった時は、沖の防波堤や磯という選択肢もあります。
- 駐車場代
- 500円程度(公共駐車場や漁港の協力金として、500円から1,000円程度支払うのが一般的です)
- 釣り公園などの入場料
- 1,000円位(釣具のレンタル、エサの販売があるところもあります)
- 渡船代
- 3,000円〜5,000円(陸続きの堤防ではなく、船で沖の防波堤や磯に渡る場合は「渡船代」が発生します)
合計金額
これらを合計すると、一回の釣行にかかる費用は、およそ8,000円から15,000円程度になります。
| 費目 | 最小(近場・下道・カゴ釣り) | 最大(遠出・高速・渡船利用) |
| 交通費 | 5,000円 | 7,000円〜 |
| エサ代 | 1,500円 | 3,000円 |
| 食事代 | 1,000円 | 3,000円 |
| 場所代 | 500円 | 5,000円 |
| 合計 | 8,000円 | 18,000円〜 |
※状況により変動しますが、私の平均的な釣行では10,000円程度に収まることがほとんどです。
初心者の方へ

定年後の趣味として「一回1万円前後」と聞くと、人によっては「少し高いかな?」と感じるかもしれません。
しかし、釣りがもたらしてくれる価値を考えると、私は非常にコストパフォーマンスの良い趣味だと思っています。
- 非日常の解放感
- 広い海を前にして糸を垂らす時間は日頃のストレスを完全に忘れさせてくれ、まさにプライスレスです
- 知的な戦略
- 釣行の計画を立てるところから始まり、エサの配合を考え、潮の流れを読み、一匹の魚に出会うためのプロセスは、最高の脳トレになります
- 自分で釣った魚の味
- 市場には出回らない新鮮な魚を味わえるのは、釣り人だけの特権です
毎日のように通うとなると話は別ですが、私のように1~2カ月に1回、お小遣いの範囲内で計画的に楽しむのであれば、これほど健康的で奥深い趣味は他にありません。

まとめ
釣りの費用は「行き先(交通費)」と「釣り方(エサ代)」を工夫することで、自分なりにコントロールできる部分が多いです。まずは近場の堤防から、1万円以下の予算で始めてみてはいかがでしょうか?
道具を揃える初期投資さえ済んでしまえば、あとは海があなたを待っています。
この記事が、あなたの新しい趣味の第一歩を後押しするヒントになれば幸いです。


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