和歌山県日高郡日高町にある「柏ビーチ」。予約不要かつ無料でキャンプ(野営)ができる貴重な海岸です。
実はここは、あのYouTube発の人気キャンプドラマ「おやじキャンプ飯(和歌山編)」のロケ地となった場所でもあります。
目の前に広がる穏やかな海、そして無料で釣りとキャンプが同時に楽しめる手軽さから、知る人ぞ知る穴場的な場所となっています。
私は実際にここへ2度足を運び、キャンプをしてきました。そんな私が今回「今の柏ビーチ」を本音で紹介します。

柏ビーチの基本情報
まずは利用料金や設備などの基本情報です。
ここは高規格なキャンプ場ではなく、あくまで「キャンプやBBQができる海岸(ビーチ)」という位置づけになります。
- 利用料金
- 無料
- 予約
- 予約不要
- トイレ
- あり(男女別のしっかりした公衆トイレがあります。トイレットペーパーは備え付けられていますが、切れている可能性もあるため持参したほうが無難です)
- 水道
- トイレの横にアリ(流し台などの炊事設備は無し)
- 厳守事項(現地の看板の表記より)
- 海や浜にゴミのポイ捨てはやめる(ゴミはすべて持ち帰りです)
- ラジカセ、叫び声等の騒音となる行為を禁止する
- 午後9時以降の花火を禁止する
- 海水浴場内での水上バイク等の使用を禁止する
- 公衆便所内の水道を使っての水浴びを禁止する
- その他のポイント
- 駐車場のキャパは40台前後で車を横付けしてのオートキャンプは不可能です
- 直火禁止という文言は見当たりませんでしたが、焚き火をする際は焚き火台と焚き火シートを使用しましょう
- 車で少し走ったところに「Aコープ ゆら店」があります。お肉、お魚、飲み物など一通り何でも揃うので、買い出しには困りません

現場の雰囲気と特徴
「キャンプ場」というよりは、ただの「砂利浜」です。 広さは広大というほどではありませんが、プライベート感を確保するには十分な広さがあります。



波打ち際でのキャンプが可能
湾の奥に位置している地形のため、外海に比べて非常に波が穏やかです。そのため、波打ち際のすぐ近くにテントを設営してキャンプを楽しめます。
波が静かなので、SUP(サップ)やボートを出して楽しんでいる方もよく見かけます。

釣り・海水浴・磯遊びスポット
無料で釣りとキャンプが同時にできるのが最大の特徴です。また、ビーチの側にはちょっとした磯場もあり、釣りや磯遊びを楽しむことができます。
夏場の海水浴シーズン、ファミリーやグループのBBQ客を主体に一番賑わうことが予想されます。

人工構造物が目に入るロケーション
大自然のど真ん中というわけではなく、周辺には自衛隊の基地、造船所、セメント工場などがあります。
いわゆる工場地帯に囲まれているため、どうしても視界に人工構造物が目に入ります。「大自然の未開の地」のような雰囲気を求めている人からすると、好みが分かれる(イマイチに感じる)ポイントかもしれません。

実際に泊まって分かった「柏ビーチの悪い面(本音)」
無料というメリットの裏には、それ相応の「過酷さ」や「不便さ」があります。キャンプ初心者の方はここを読んで、自分が許容できるか想像してみましょう。
無料ゆえに「色んな人」が来る
管理人が常駐しているわけではない無料の場所なので、良くも悪くも多種多様な人が出入りします。
純粋なキャンパーだけでなく、夜釣りの人、昼間のBBQグループ、あるいはただ単に夜の海岸を見に来ただけの人など、人の流動性が高いです。
時にはマナーの悪い層とバッティングするリスクがあることは覚悟しておきましょう。
夜中〜早朝にかけての車の走行音
近くに渡船屋さん(釣り船)がある影響か、柏ビーチの目の前の道路は、夜中から早朝にかけて少なくない頻度で車が通ります。
ビーチの駐車場に車を停めて釣りに出かける方もいるようですので、早朝のドアの開閉音や話し声が気になる方は気になると思います。
地面が砂利のため、ペグが効きにくい
基本が砂利浜なので、場所によっては砂利が深い場所がありペグが効きにくい箇所があります。
草の生えている場所では比較的地面が固く、ペグが効きました。

豊かな自然ゆえの動物の出現(鹿・熊)
周辺は山が海まで迫っており、野生動物の気配が感じられます。
実際、私が泊まった時もすぐ近くで鹿の鳴き声が響き渡り、人によっては気になって眠れないレベルでした。
さらに、日高町内では近年、熊(クマ)の目撃情報も出ています。食材やゴミを前室に出しっぱなしにして寝るのは絶対にNGです。野生動物対策は万全にしましょう。

柏ビーチの「魅力」
私が感じる柏ビーチの最大の魅力は何と言っても「無料」であることではないでしょうか。
私が柏ビーチを訪問したのは秋と春なのですが、どちらもキャンプをしている人はいなくて、ひっそりとしていました。そのような静かな雰囲気が好きな人には「魅力」に感じるでしょう。
チェックインやチェックアウトの時間に縛られないのも釣りをする方には好都合です。19時に到着して翌朝6時に出発なんてことも可能です。

最後に
「柏ビーチ」は、至れり尽くせりの高規格キャンプ場に慣れた人からすれば、「工場が見えるし、夜中も車が通るし、夜は動物の気配が怖い場所」に映るかもしれません。
ですが、
- 「最低限の設備(トイレと水)さえあればいい」
- 「大好きな釣りとキャンプをタダで同時に静かに満喫したい」
- 「おやじキャンプ飯の世界観に浸りたい」
という、私のようなソロキャンパーにとっては、最高のロケーションです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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