少し前に米国債券ETFの「EDV」を購入しました。ですが、この「EDV」は株式相場の下落時に上昇が期待できるのですが、長期金利の動きにかなり敏感に反応します。
投資資産の40%程度を債券にしようと思っているのですが、全て「EDV」では安定性に欠けるのではないかと思い今回米国債券ETFの「AGG」の購入を検討しています。
「AGG」について調べていると
・本家アメリカのAGG
・SBI-SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド(年4回決算型)
・SBI-SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド
・東証に上場しているiシェアーズ米国総合債券2256
があるようです。投資の対象は全てAGGなのですが信託報酬や分配金などが少し違うようですので自分にはどの銘柄が合っているのか比較してみました。「AGG」の購入を考えている方に参考になれば嬉しいです。
米国債券ETF「AGG」について
まず、本家アメリカの「AGG」の基本的な情報や値動き、今回なぜ「AGG」を購入しようと考えたのかについて書き記していきます。
「AGG」の基本的な情報
・運用開始年は2003年
・運用資産総額10兆円以上
・アメリカの投資適格債券市場全体(1万銘柄以上)に投資
・経費率0.03%
・分配金利回り約3.4%
2003年から運用されおり運用資産の総額は10兆円以上です。日本では到底考えられないような規模です。経費率は0.03%となっており100万円投資しても300円です。
分配金利回りは価格の下落や金利上昇の影響からか上昇基調です。債券という低リスクな資産で、しかも格付けの高い投資適格債券で年率3.4%は非常に魅力的です。
値動き
今回購入を検討している「AGG」ですが以前購入した「EDV」とチャートを見比べると「EDV」と「AGG」は値動きが随分違うことに気づきました。
上記チャートを見ての通り、同じ債券でも値動きが大きく違います。値動きの方向は同じですが値幅が「EDV」の方がかなり大きいです。
「EDV」は長期債券にのみ投資していることから値動きが激しくなるのだそうです。「EDV」に比べ「AGG」の値動きは非常にマイルドです。
なぜ「AGG」?
「AGG」に投資する主な理由3つ
- 株式市場下落時の大きな上昇を期待して「EDV」を購入したのですが逆の値動き(金利上昇時の値下がり等)も激しいのでその値動きを緩和させるため。
- 私の投資の方針に「AGG」の安定した値動きが非常に合っている。
- 投資適格で高格付けな債券でありながら分配金利回りが高い。
各「AGG」の比較
最初にも書きましたが「AGG」を購入する場合本家アメリカの「AGG」を購入する以外に複数の選択肢があります。それらの銘柄の特徴をまとめて自分にはどの銘柄が合っているのかメリット・デメリットを考えてみたいと思います。
※SBI・AGG(年4回分配)と東証2256の分配金はまだ年間を通しての実績がなく、直近の分配金を単純に4倍して計算しただけです。
本家アメリカ「AGG」
メリット
- 長年の運用の実績
- 経費率0.03%
デメリット
- ドルで購入しなければいけないため円→ドルに替えるための手間がかかる
- 1株購入しても約15,000円かかる
- NISAが使えない
SBI-SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド
メリット
- 分配金が出ないため投資信託内で配当を再投資てして複利効果が期待できる
- NISAが使える
- 100円から購入でき毎月決まった額を積み立てることが可能
デメリット
- 分配金が出ないため私の楽しみである分配金を受け取れない
SBI-SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド(年4回決算型)
メリット
- 分配金を受け取ることができる
- NISAが使える
- 100円から購入でき毎月決まった額を積み立てることが可能
デメリット
- 運用資産が非常に少なく繰り上げ償還のリスクやコストが割高になりそう
- 分配金利回りが本家「AGG」に比べかなり低い
東証に上場しているiシェアーズ米国総合債券2256
メリット
- 東証ETFなので市場で自由に売買できる
- 分配金を受け取ることができる
- NISAが使える
デメリット
- 運用資産が非常に少なく繰り上げ償還のリスクやコストが割高になりそう
- 分配金利回りが本家「AGG」に比べかなり低い
まとめ
各銘柄について比較や検討をした結果、最終的に購入するのは
SBI-SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド
に決めました。理由としては
・100円から購入できて積立ができる。
・運用資産が100億円以上あり信頼できる
・分配金が欲しいので年に1回分配金を計算して自分で分配金を取り崩す
いつどのくらい購入するのかまだ決めていませんが株資産や「EDV」とのバランスを考えて購入していきたいと思います。
ここで紹介している投資の手法や銘柄などは私自身が実際に行っているものであり読者の皆様に推奨しているわけではありません。投資については自己責任でお願いします。紹介している数値なども細心の注意を払っていますが誤っている可能性がありますのでご自身でも確認することをお勧めします。
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