先日スキーに行ってきましたのでその詳細を記したいと思います。年に1回程度になってしまったスキー旅行ですが今年も行ってきました。去年は岐阜の「ほおのき平スキー場」、一昨年は岐阜県の「ひだ流葉スキー場」に行っていました。そして今年は同じ岐阜県の「めいほうスキー場」に行ってきました。
めいほうスキー場について私なりに感じたことなどを書き記していきたいと思います。
基本情報
標高1600m、標高差700m、最長滑走距離5000mというスケールです。岐阜県奥美濃地域最大規模のスキー場ではないでしょうか。
リフトの数は5本ですが4本のクワッドリフトのおかげで快適です。短いコースを何回も回すというような感じではなくて、長いコースを「次はこのコース」というような感じで毎回選びながら滑るような感じです。
人口降雪機を177機備えているとのことで今年のような雪の少ないシーズンでも雪不足対策は万全です。そのおかげで毎シーズン終盤まで最長滑走距離である5000mを滑れるようです。
スキー・スノボ比ですが、これは奥美濃地域の全般に言えることかもしれませんがスノーボードの比率が非常に高く感じます。肌感的には8割以上がスノーボードのような気がします。
コース
コースの名称から初級コース、中級コース、上級コースがわかるようになっていてわかりやすいです。「α」、「β」、「γ」の後に後に続く数字がコースの距離を表しています。
コースは非常に変化に富んでいます。めいほうスキー場の一番の売りであるα5000をはじめとする緩斜面のロングコース、圧雪の効いた中斜面のβ900、非圧雪のγ800、あらゆるスキーヤー、スノーボーダーを満足させてくれるはずです。
料金
料金の一部を抜粋しています。詳細で正確な料金は公式ホームページなどをご確認ください。
リフト料金
最近は飛騨方面のスキー場に行くことが多かったので正直高く感じてしまいます。土日大人一人5,500円はどうでしょうか。。
コンビニなどで購入すると食事券(1,100円分)付リフト券が特定日用6,100円、平日用5,300円で販売されているようです。500円お得に購入できます。
レンタル料金
手ぶらで来て手軽にスキー・スノーボードを楽しみたい人には良いと思います。個人的には少し割高かなぁとは思いますが、利用する人の価値観によりますね。
駐車料金
駐車料金
- 普通車・軽自動車 1,000円
- マイクロバス・キャンピングカー 1,500円
アクセス
めいほうスキー場へは車でのアクセスがメインになると思います。大阪や名古屋からはバスツアーもあります。公共の交通機関を使ってのアクセスは残念ながら難しいと思います。郡上八幡や高山から無料のシャトルバスがありますが利用するのは限られた人になるんじゃないかと思います。
車
大阪方面からなら名神で一宮ジャンクションから東海北陸道の郡上八幡インターで降りてせせらぎ街道を通り所要時間は約3時間半です。
名古屋方面からなら名神で一宮ジャンクションから東海北陸道の郡上八幡インターで降りてせせらぎ街道を通り所要時間は約2時間半です。
大阪方面からなら3時間半位はかかりますので近くはないですね。一回どこかのサービスエリアで休憩を挟めば走行スピードにもよりますが実質4時間はかかると思います。
道中は郡上八幡インターを降りてからの道は狭いところや急な上り坂もなく快適な道です。ですが、降積雪時には注意しなければいけません。郡上八幡インターを降りてからスキー場まで積雪路ということもあります。郡上八幡インターからめいほうスキー場までは30kmはあると思いますので雪道に慣れていない人はストレスです。
郡上八幡インターでは雨でも途中の道の駅「明宝」あたりから雨から雪に変わって一気に積雪路なんてことはよくあります。公式ホームページに道路状況を示したページがありますので確認しておいた方が良いです。
スキー場は基本的に山ですので非常に雪の降りやすいところです。めいほうスキー場は山麓でも標高は900mもあります。スキー場へ向かう際は必ず冬用タイヤの装着又はタイヤチェーンの携行をした方が良いです。
バスツアー
めいほうスキー場へはバスツアーで行くこともできます。
バスツアーの一例
新大阪駅22時40分発→めいほうスキー場早朝着→各自スキー・スノボ→めいほうスキー場16時30分発→新大阪駅22時00分頃着
料金は9,000円前後~14,000円前後(時期による)
- リフト1日券付き
- レンタル割引券付き
リフト代の値段を考えるとこれはお得だと思います。私も若い時はよく利用していました。バスは普通の観光バスなので決して楽ではないですが若ければ大丈夫です。
上記の行程(特に行き)にはかなりの余裕がありますので途中のサービスエリアで時間調整をしていた記憶があります。スキー場の到着時間は早朝となっていますが6時前後に着いていたような記憶が。。帰りは予定時刻よりも早く着くことが多かったと思います。
スキー場の特徴
私の偏見、主観がかなり入りますがめいほうスキー場の特徴をファミリー、コース、雰囲気、混雑の項目で思いついたことなどを書き記していきます。
ファミリー
西日本最大級のめいほうスノーランドやめいほうキッズルーム、第一クワッドリフト下の初心者向けコースがあり、小さな子供の雪遊びやスキー・スノボデビュー、幅広い年代の子供が充分楽しめる設備が整っていると思います。簡単にまとめると以下のような感じです。
めいほうスノーランド
- 入場料1,200円(1日券・午後券でも入場可能)
- スノーエスカレーターあり
- ソリ・チューブ・スノーストライダーのレンタル無料
めいほうキッズルーム
- 1歳6か月~6歳(未就学児)の託児所
- 半日3,000円、1日5,000円
めいほうキッズランド
- 室内の遊べるスペース
- 無料
第一クワッド下初心者向けコース
- スキー・スノボ初心者向けコース
- スノーエスカレーターあり
以上のような子供向けの設備が充実していますのでゲレンデ内の子供はある程度滑れているように感じました。まだスキー・スノボデビューしたての子供は上記の専用のゲレンデで練習したり遊んだりしているような感じです。
コース
ロングコースが主体で緩斜面のロングクルージング、中斜面の圧雪バーン、急斜面・中斜面の非圧雪コースと多彩なコースがそろっています。
基本的にはにコース幅が広くて滑りやすいです。α5000の一部分で狭いところがありますがメインのコースではそこの箇所以外は狭くて滑りにくいところはないと思います。
第二クワッドリフトを降りてからγ800の方に行くと初級者向けの迂回コースは無いので注意した方が良いです。(注意喚起の看板アリ)
おススメの滑り方を考えてみました。参考にしてみてください。
初級者
- 第一クワッドリフトと第二クワッドリフトを乗り継いでα5000をリピート
- 第一クワッドリフトからペアリフトに乗りα1100をリピート
中級者
- 第一クワッドリフトから第二クワッドリフトに乗りα5000~β900~α5000で第二クワッドリフトをリピート
- 第三クワッドリフトから第四クワッドリフトに乗りβ300~β1000のリピート
上級者
- 第一クワッドリフトから第二クワッドリフトに乗りγ800又はγ900をリピート
私が好きなコースはγ800とγ900ですね。急斜面のコブコブのコースが続くコースです。残念ながら先日私が訪問したときは雪不足のためクローズしていました。あとはβ300~β1000も好きです。β300~β1000は中斜面のコブ斜面で程よくコブが滑れて、そのあとのβ1000を高速で滑走する感じになります。
10年以上前によく行っていたときの私の滑走のパターンとしては滑り出し1発目はα5000を流す→γ800・γ900のループ→疲れたらβ300のコブ~β1000をしばらく滑る→たまにβ900で高速のカービング→γ800・γ900に戻るみたいな感じです。
雰囲気
スキー場の雰囲気としては最新のセンターハウスとか最先端の設備みたいなのはないですが、DJブースがあったりデッキのテラスやクレープ屋さん、ラーメン屋さんが屋台みたいな感じで設置してあり総じて若者向けの今どきのスキー場という感じです。
客層的には行く曜日にもよると思いますが、20代前後のグループの方が一番多い印象でした。あとは家族連れの方と年配の方がちらほらという感じでしょうか。外国人の方はあまり見かけませんでした。
あと、スノーボードの方が圧倒的に多いですね。8割以上の方がスノーボードのように感じました。私はスノボードのことはあまり詳しくはないのですが、ゲレンデの比較的斜面の緩いところでグラトリ?っていうんですかね、そういうのをやっている方を多く見かけました。
スキーの方は2割位でカービングターン?基礎スキー系?の方が多い印象でした。コブ斜面でもそのような滑りをされている方が多かったです。
混雑
奥美濃地域のスキー場は全般に言えることかもしれませんが土曜・日曜に行くなら混雑は避けられないと思います。スキー場に行くまでの道、リフト待ち、昼食時の席取り、レンタルの待ち。何をするにも待ち時間があります。
私が先日行った時にはせせらぎ街道とスキー場の分岐のところから渋滞が始まっていました。渋滞の原因は料金所での駐車料金を徴収するための渋滞でした。抜けるまで20分位はかかったと思います。スキー場に着いたのは8時30分頃で車を止めたのは第3駐車場でした。
準備を終えてリフト券を購入してリフト待ちの列に並んだのは9時40分頃でした。リフト券の購入は比較的スムーズでしたがそれでも5~10分は待ちました。スキーセンター前には第一クワッドリフトと第三クワッドリフトがありますが第一クワッドリフトの混雑が激しかったです。20分以上は並びました。
昼時のレストランの混み具合は想像していたよりはマシでした。これは一番下のスキーセンター内のレストラン、α5000中腹のレストラン、第四クワッドリフト乗り場付近のレストランがあり合計で1,450席ありますので分散しているのかなと感じました。私は13時頃にα5000中腹のレストランに行きましたが普通に待ちもなく席に座れましたし注文も待ち時間無しでした。
私が思う混雑を避ける方法
- スキー場に着く時間をオープン時の一番混む時間(7時半~8時半頃)を避ける。(到着時間を早朝6時とか思い切って昼12時とかにする)
- 第一クワッドリフトの混雑が激しいので第一クワッドリフトに乗らないで滑るようにする
- 昼食の時間をピーク(12時頃)からずらすことでレストランの待ちもなく、リフト待ちもなく滑れます(12時頃は第一クワッドリフトもかなり空きます)
- ペアリフトは終日空いているのでペアリフトを利用する。
- そもそも土曜、日曜、祝日を避ける。
あと混雑で気になったのは他の人との接触事故です。人が多い区間などは特にスピードを控えめにして注意したいですね。私が行ったときには何度もパトロールの方が出動しているのを見かけました。
まとめ
私の偏見、主観がかなり入りますが、総じて良いスキー場だと思います。スキー場としての悪いところがあまり思い浮かびません。
良い点
- 今年のような雪不足のシーズンでもしっかりと人工降雪機を稼働させてほとんどのコースで滑走可能
- レストランが3カ所にあり客が分散する
- コースが多彩で初級者から上級者まで楽しめる
- 子供向け施設が充実している
- 第4駐車場からスキーセンター前までシャトルバスがある
- クワッドリフト主体で快適
- コブ斜面がたくさんある(γ800、γ900、β300、弧舞道場なるものまであります)
悪い点
- リフトの混雑が激しい(特に第一クワッドリフト)
- 高速道路を降りてからの距離が比較的長い(約30km)
- ゲレンデ内の混雑が激しい箇所かある
- 地理的な関係か奥美濃の他のスキー場と比べて降雪量が少ない気がする
- 各種の料金が他のスキー場と比べて高い
私的にリフト代の値段、混雑するのがネックですが、少し高い料金を払ったり、混雑を覚悟してでも行きたい気持ちの方が勝るスキー場です。
あと駐車場の渋滞の緩和をしてほしいですね。料金の徴収する箇所を増やすなどして混雑の緩和に努めてほしいです。
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