10月の中頃に「乗鞍スキー場の経営断念」という見出しのヤフーニュースを見てMt.乗鞍スノーリゾートが24-25シーズンの営業をしないかもしれないことを知りました。
まぁ、数年前から休暇村エリアの営業を休止していたので経営状態が良くないということは以前から知っていました。
私は過去に2度ほどこのスキー場に行ったことがあり、すごく私好みのスキー場で気に入っていました。
今回の記事では私の「Mt.乗鞍スノーリゾート」に対する想いや、現状どのようになっているのか?これからどうなってしまうのか?について書き記していきたいと思います。
Mt.乗鞍スノーリゾートとは?
Mt.乗鞍スノーリゾートは乗鞍岳の東麓、長野県松本市にある比較的規模の大きなスキー場です。以下に概要や私が感じた特徴などをまとめてみました。
私が感じた特徴
私が感じたMt.乗鞍スノーリゾートの特徴を挙げてみました。
- 他のスキー場に比べ海から離れたところにある
- 標高が一番高いところで2,000mもあり乾いた質の良い雪が降る(2,000mという標高は日本のスキー場の中ではかなり高い部類であり、一番低い部分の1,500mは普通のスキー場でいうと一番高い部分になっていてもおかしくない標高。)
- コースのつなぎ目が平坦な多く箇所がある
- ゲレンデの麓に乗鞍高原温泉の民宿街があり泊りでスキーに行くのに適している
- 比較的大きなスキー場にも関わらずゴンドラリフトがなく高速リフトも少ない。更にリフトの乗り継ぎ時に平坦部分があるため麓から頂上に行くのに時間がかかる
スキー場概要
標高 | 1,500m~2,000m |
標高差 | 500m |
最長滑走距離 | 5,000m |
最大斜度 | 38度 |
コース数 | 19コース |
索道数 | 9本 |
コース構成 | 初級30%中級40%上級30% |
スキー:スノボ割合 | 55:45 |
面積 | 70ha |
地図で見たスキー場の位置
コースマップ
良い点、悪い点
Mt.乗鞍スノーリゾートに過去に2回しか行ったことがない私ですが、実際にスキーをしてみて感じたこのスキー場の良い点、悪い点を挙げてみました。下手なサンデースキーヤーである私の独断と偏見、主観が増し増しですので聞き流す程度でお願いします。
Mt.乗鞍スノーリゾートの良い点
- 標高が高く上質な雪が降る
- 人が少なくリフト待ちの時間もほぼ無く快適
- 乳白色の乗鞍高原温泉の民宿街(100軒以上)が麓に広がっており泊りがけで温泉も楽しめる
- 雄大な乗鞍岳をバックに滑走できる
- スキーヤーが多く安心
Mt.乗鞍スノーリゾートの悪い点
- 関西方面からだとアクセスが良くない(私の家からだと6時間位はかかる)
- スキー場が内陸に位置しているため降雪量がそこまで多くない
- ゲレンデの配置が良くない(コースの継ぎ目で平坦な箇所が多くある)
- 高速リフトが現状1基のみしかない
現状
ここまでは私がMt.乗鞍スノーリゾートについて感じていることを記してきましたが、ここからはMt.乗鞍スノーリゾートのホームページの情報を元に2024.10.28現在の現状をまとめました。
- 2024.10.04にMt.乗鞍スノーリゾートを運営する会社からコロナ禍、雪不足による来場者の減少で赤字が続き今期の営業が続けられないと説明があった。
- 地元住民の有志が「スキー場を支援する有志の会」を立ち上げ支援金を募る。
- 2024.10.16までに最低限の営業であれば3,500万円あれば営業ができることを確認。
- 2024.10.25現在で支援金が3,500万円に達した
- 地元への無償譲渡と金銭支援に関する契約書が2024.10.30までに締結できれば24-25シーズン営業が継続される。
- 2024.10.30に24-25シーズンの営業の可否の発表がある。
上記の内容がMt.乗鞍スノーリゾートホームページに出ていた情報を私がまとめたものです。解釈が間違っていたらすいません。
この内容を見る限り何とか24-25シーズンの営業はできそうな気がしますがどうなんでしょうか。。発表は10月30日ですので待つしかないですね。
Mt.乗鞍スノーリゾートのこれから
仮に24-25シーズンの営業が継続されることが決まってもこれからのMt.乗鞍スノーリゾートの前途は多難な気がします。
ネガティブなことばかりになってしまいますが、標高が高いMt.乗鞍スノーリゾートでも長期的には温暖化で降雪量が減っていきそうですし、これから劇的に来場者数が増加することは考えにくいです。
ここでまた下手なサンデースキーヤーの私の独断と偏見、主観増し増しな意見なのですが、これからMt.乗鞍スノーリゾートが生き残っていくために改善策みたいなものを考えてみました。聞き流してください。
- 乗鞍高原温泉の魅力とMt.乗鞍スノーリゾートの雪質の良さをもっと外国人観光客にアピールして温泉とスキーをセットにして外国人観光客を増やす。(外国人にも乳白色の温泉と雪質の良さはウケるのではないでしょうか)
- 雄大な乗鞍岳が望める絶景ポイントにカフェやテラス等を設置して大自然を肌で感じれるような施設を作る。
- 内陸にあることで冬場でも高い晴天率を活かしてスキー以外のアクティビティーを考えスキー客以外の客でも1日居て飽きないような施設を作る。
- 何かしらの施設を作るときには東京や大阪、名古屋のマスコミにも取り上げてもらえるような奇抜?派手?良い意味でとんでもないもの?を作る。
ちょっと自分でも何言ってるかわからないですがこれくらいしないと厳しいんじゃないかなと思います。頑張ってほしいですね。
最後に
私が行ったことがあるスキー場の中でも以下のスキー場の先行きが不透明になっているそうです。
- 糸魚川シーサイドバレイ(新潟県)
- 国境スノーパーク(滋賀県)
- 御嶽スキー場(岐阜県)
ここ何年かの間にも全国で多くのスキー場が閉鎖しています。レジャーの多様化、若者のスキー・スノボ離れ、温暖化による雪不足などその理由は様々あると思います。
ただ、スキー・スノーボードはスポーツ・レジャーとしてとても楽しいですし、スキー場近くの温泉に入ったり、観光したりもできます。普段雪の降らない都会に住んでいる者からしてみれば雪国へ行くだけでワクワクしてしまいます。
行ったことがあるスキー場が閉鎖してしまうのはとても寂しいことなのでMt.乗鞍スノーリゾートには何とか頑張ってもらいたいものです。今年営業が継続されるならまた、行ってみたいと思います。
過去2度、訪問時の画像
1度目は15年ほど前にMt.乗鞍スノーリゾート(当時は乗鞍高原温泉スキー場だったと思います)に訪問したときです。前日は白馬方面のスキー場に行っていたので松本側から行きました。Mt.乗鞍スノーリゾート(当時乗鞍高原温泉スキー場)でスキーをした後は白骨温泉に泊まって帰りました。1月だったので夜の気温が−15度位になっていました。
国設乗鞍高原温泉スキー場の看板が時代を感じます。今でもこの看板はあるのでしょうかね。。
時代を感じさせる車が写っていますね。長い積雪路を通って白骨温泉に向かいました。
「すごいところにあるんだなぁ」と感じたことを覚えています。
2度目の訪問は3年ほど前です。休暇村に泊まりました。3月に行ったのですがかなり暖かかったです。スキー場以外の場所はほとんど雪はありませんでした。
良い写真がありませんでした
近年は休止中の休暇村エリアのゲレンデです
ゲレンデ以外は雪解けが進んでいました。昼間の気温は15度位はいっていたと思います。温暖化を感じます。
コメント