日経平均が過去最大の下落

投資

2024年8月5日、日経平均株価が前日比マイナス4451.28円と過去最大の下落幅で値下がりしました。下落率でも12.4%と過去2番目の下落率になりました。歴史的な日に相場に居合わせていたことにまります。

今回の下落で私が感じたことや考え方、起こした行動などについて書き記していきたいと思います。投資を始めて間もない方や今後の株価の行方について不安に思っている方に参考になれば嬉しいです。

今回の大幅下落で感じたこと

私は現在日本の高配当株、米国債券ETF、全世界株式の投資信託に「長期・分散・積立」を基本に投資しています。今のようなスタイルの投資を始めてからまだ大きな下落に遭遇していませんでした。

過去には個別株を信用取引も駆使して取引をしていたこともあります。その当時は何度も大幅下落を食らったことはあります。ストップ安を食らって半泣きになったこともあります。

今回の大幅下落で感じたことを自分なりにまとめてみました。

配当金目的の投資であること

私の保有している日本の高配当株は直近の最高値から20%程度下落してしまったのですがまだ含み益の状態なので気持ち的にかなり「楽」でした。あと、キャピタルゲインを狙っているわけではなく、あくまで配当目的で株を保有しているのも気持ち的に「楽」だった原因だと思います。株価が下がっても配当金が減るわけではありませんからね。

これから株価がどうなるのかわかりませんが仮に含み損の状態になっても私的には配当金がもらえればそれで良いので株価は気にしないようにしたいです。

資産を分散していたこと

今回の大幅下落は日本だけでの話ではありません。私の保有している全世界株も直近の最高値から15%程度下落してしまいました。日本の高配当株と全世界株でかなりの含み益が消えてしまいました。いくら「長期・分散・積立」を意識したインデックス投資と配当金目当ての投資でも含み益が消えるのを見ているのは気持ちの良いものではありません。

・債券ETFの重要性

今回、日本の高配当株と全世界株でかなり下落したのですが、そんな中で米国債券ETFは上昇しました。特に「EDV」は購入価格から10%以上上昇しました。ですが同時に円高がかなりのスピードで進んでしまったので円換算するとそれ程上昇していません。

株価大幅下落時には債券が上昇することが身をもって体感することができたことは良い経験になったと思います。これからも一定割合で債券を持ち続けるのは重要だと感じました。

出典:kabutan 債券ETF「EDV」と全世界株ETF「VT」の比較

長期目線で積立投資を基本にしていること

・全世界株の積立

私の投資期間はまだ10年以上ありますので暴落は大歓迎です。全世界株は毎月積立設定していますので株価(基準価格)が下がればより多くの口数を購入できます。株価の下落で資産が減少してしまうのは良い気分ではないですが下落=バーゲンセールだと思えば気持ちが「楽」です。

・日本の高配当株

日本の高配当株に関しては定期的に購入しているわけではありません。高配当で優良な銘柄をある程度のタイミングを見て購入しなければいけません。普段から保有銘柄の値動きや配当利回り、日経高配当ETF「1489」の値動きから購入のタイミングを計ってします。今回の大幅下落は正にそのタイミングでした。

今回の下落でとった行動3つ

私は株価が大幅に下落したときにどうするか事前に決めていました。今回はその決めていたことに沿って行動しました。今回とった行動は3つあります。

  1. 日本の高配当株の購入
  2. 全世界株(投資信託)の購入
  3. レバレッジナスダック100(投資信託)の購入

1.日本の高配当株の購入

日本の高配当株を購入するタイミングは日経高配当50ETF「1489」の株価が直近の高値から10%下落する毎に私の日本の高配当株保有銘柄の中から追加購入するというものです。配当実績や配当利回りなどを考慮して購入します。今回私は8/1~8/6にかけて以下の11銘柄を購入しました。

  • 9600 アイネット
  • 7267 ホンダ
  • 2281 プリマハム
  • 2060 フィードワン
  • 5108 ブリヂストン
  • 8593 三菱HCキャピタル
  • 8584 ジャックス
  • 3861 王子HD
  • 4208 UBE
  • 8309 三井住友トラスト
  • 8725 MS&ADインシュアランス

2.全世界株(投資信託)の購入

全世界株も保有している投資信託の基準価格が最高値から10%下落する毎に追加で購入するというものです。今回は15%程度下落していましたので購入に至りました。

3.レバレッジナスダック100(投資信託)の購入

俗にいうところの「レバナス」です。レバナスは定期的に購入しているわけではないのですが、今回のような大幅下落時にのみ購入するように決めていました。基準価格が最高値から10%下落する毎に購入すると決めていました。

今回購入するのは2回目です。前回は2022年に購入していました。前回購入したレバナスは約2倍になっています。夢がありますよね。

コア・サテライト投資という考え方があるようで、その考え方に則ってサテライトの枠で購入しています。保有金額自体は多くありません。お楽しみ枠みたいな感じです。

これからの株価の行方

これから日経平均株価がどうなっていくのかは正直わかりません。ですが、日経平均の一株利益(EPS)、株価収益率(PER)から簡単に考えてみたいと思います。

日経平均の8月5日時点の一株利益は2,418円です。8月5日の終値31,458.42円から株価収益率は13.01倍とわかります。この13.01倍が過去の株価収益率からみでどうなのか。。下のチャートからはわかりづらいのですがネットなどで調べると14倍台くらいが適性のようです。

ということは31,458円という株価は割安では??仮に日経平均の適正な株価収益率を14.5倍とすると適正な株価は35,000円程度??

今までの40,000円以上の株価は少し割高であったと思います。とりあえず35,000円前後位に落ち着きそうな気はします。わかりませんが。。

出典:投資の森

最後に

このような暴落時の相場では次のようなことが非常に大事だと改めて思いました。

・狼狽売りしない

・パニックにならず落ち着く

・他人に流されず自分の投資方針を守る

ここで紹介している投資の手法や銘柄などは私自身が実際に行っているものであり読者の皆様に推奨しているわけではありません。投資については自己責任でお願いします。紹介している数値なども細心の注意を払っていますが誤っている可能性がありますのでご自身でも確認することをお勧めします。

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