「株」「債券」「為替」のトリプル安~レバナス、高配当ETF、オルカン、そしてEDVを追加購入~

投資

今回の大幅下落では、「株」「債券」「為替」のトリプル安となってしまったことがかなり痛手でした。株価が大幅下落したときは債券の価格が上昇することを期待して米国債券ETFを所有しているわけですが、今回は全くと言って良いほど資産を守る役割は果たしていませんでした。

今年2月頃からの一連の下落の中で私が行った投資行動についてまとめてみました。

以下の記事も参考にしてしてもらえると嬉しいです

追加購入した4銘柄

そもそも私は今回のような株価の大幅下落に備えて投資資産の一部を現金で所有しています。株価(投信の基準価格)が直近の最高値から10%下落する毎に、この現金で買い増しを行うことを事前に自分のルールとして決めていました。

そのルールに従って今回買い増しした4つの銘柄を紹介していきたいと思います。

  1. 大和-iFreeレバレッジ NASDAQ100(レバナス)
  2. NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信 (1489)
  3. 三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
  4. バンガード 超長期米国債 ETF(EDV)

1. 大和-iFreeレバレッジ NASDAQ100(レバナス)

数年前にブームになったレバナスですが私はまだしつこく保有しています。投資資産のコアではなくサテライトとして保有しています。資産に占める割合としてはかなり小さいです。

レバナスは為替ヘッジが効いているので為替の影響を受けないのですが、ナスダック100の2倍の値動きですのでとにかく値動きが激しいです。

今回の大幅下落では昨年末の最高値49,703円から28,300円程度まで値下がりしましたので約40%程値下がりしたことになります。

レバナスは下落率が大きかったので2回に分け購入しました。

3/6 基準価格 41,828円 購入

4/7 基準価格 29,275円 購入

現在の基準価格は幾分戻して37,041円です。

出典:MINKABU

NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信 (1489)

日経高配当50ETF(1489)は今回初めて購入しました。昨年の8月の大幅下落時に個別に高配当株を購入したのですが、弱小投資家である私は100株単位では金額が大きすぎて購入することができず、1株単位で購入しました。個別株の1株単位での注文は指値注文ができず翌日の始値での購入となってしまったのです。その購入価格が想像以上に高値になってしまい安値を狙って購入したのに結果的に失敗だったと感じていました。

その教訓から次の下落時には日経高配当50ETF(1489)を自分が納得できる株価を指値で購入しようと決めていました。(日経高配当50ETF(1489)は1株から指値注文ができる)今回はたまたま結構な安値で購入することができました。

4/7 株価 1,875円 購入

高配当株のETFですので基本的に安値で購入しなければ意味がないと思いますので今回のような大幅下落時は絶好の買い時です。過去1年の分配金実績を基にした分配金利回りは4.1%程度あるので今回の購入はとりあえず成功だったと感じています。

ちなみに現在の株価はかなり回復して2,199円です。

出典:MINKABU

三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

オルカン(除く日本)は私の投資資産の中で多くの割合を占めているコアの部分です。

去年の8月の大幅下落時は直近の高値から約15%下落しました。ですから去年の8月も自分のルールに従い追加購入しています。この時の大幅下落時から半年ほどかけて基準価格は回復し、今年1月には最高値を更新して28,479円まで上昇していました。

今回の4月の大幅下落ではこの最高値から22,500円程度まで下落ましたので約20%下落したことになります。

投資信託の性格上、狙った基準価格で購入するのは難しいと思うのですが、今回の追加購入では運よく結構な安値で購入することができました。

4/8 基準価格 23,072円 購入

追加購入後は基準価格は約10%回復して25,500円程度になっています。

出典:MINKABU

バンガード 超長期米国債 ETF(EDV)

EDVは守りの資産として保有しています。ただ、今回の大幅下落では期待していた役目を全く果たせていません。EDV自体の株価の下落に加えて急速なドル安も加わり、円に換算するとかなりの下落になりました。

ただ、4月の下落当初は株価が上昇しました。私はその時にEDVを売却してオルカン(除く日本)を購入しようと考え、保有していたEDVの一部を売却しました。

4/4 株価73.0ドル 為替145.64円 (円換算10,631円) 売却

この後、売却した資金でオルカン(除く日本)を4/8に購入しました(上記記載)

出典:MINKABU

この売却後は、株価は64ドル程度まで、為替も1ドル140円程度まで下落しました。正直、この値動きにはかなり戸惑いましたね。この時に自分に言い聞かせていたことが3つあります。

  • アメリカの信用格付けはトリプルAまたはダブルAプラスであり、いきなりデフォルトなんてことにはなることはない
  • EDVの分配金利回りは4%程度あるので、ある程度の下落は許容できる
  • 為替は一方的に動くことはないので気にしない(ドル高方向に行けば1ドル200円になるとか、ドル安方向に行けば1ドル100円になるとか言われがち)

ここまでの行動は自分のルールに沿った行動だったのですが。。実は。。EDVの株価と為替があまりに下落していくので今度はEDVを購入してしまいました。。

4/11 株価65.4ドル 為替143.59円 (円換算9,390円) 購入

株数的には売却した株数の半分くらいです。かなり安く購入できたとは思うのですが「安いから買おう」みたいな感じで購入してしまい、想定にない行動をしてしまったので「こんなことして良かったのか?」と、また後悔しています。。

最後に

最近の市場の動きは幾分落ち着きを見せていますが、このまま上昇して回復していくのでしょうか?それともこれから更に2番底が来るのでしょうか?短期的な株価を予測するのは意味のないことだとわかっていても気になってしまいます。

まぁ市場がどのような動きになろうとも「長期」「分散」「積立」の私自身の投資方針を忘れることなく自分で決めたルールに従って市場に居続けたいと思います。

ここで紹介している投資の手法や銘柄などは私自身が実際に行っているものであり読者の皆様に推奨しているわけではありません。投資については自己責任でお願いします。紹介している数値なども細心の注意を払っていますが誤っている可能性がありますのでご自身でも確認することをお勧めします。

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