世間ではキャンプブームは去ってしまったのですが、私は相変わらず結構な頻度でキャンプに出かけていますし、今でも色んなキャンプ道具を買ってしまっています。では、なぜこんなにキャンプに行きたくなるのか?今回は私のキャンプに対する思いを記していきます。
ストレスの発散
私がキャンプに出かける最大の理由はズバリ「ストレスの発散」ですね。普段生活をしていると仕事や家庭、人間関係でのストレスがすごく溜まってきます。特に仕事でのストレスが大きいですね。仕事はできれば今すぐにでも辞めたいと思えるくらいストレスです(笑)
20年以上サラリーマン生活をしているわけですが、最近は「生きるために仕事をしているのか」「仕事をするために生きているのか」わからなくなってきています。もっと自分がやりたいことをやりたいです。
人間関係でのストレスも結構あります。そもそも、人付き合いが嫌いですし、誰かに合わせて行動するのも嫌いです。正直、幼少期からずーっと感じています。特に学校での団体行動がすごくイヤでしたね。学校での行事やイベントなどは「楽しみだなぁ」とか「楽しかった」と感じたことはありませんでした。とにかく「イヤ」でした。今、思い返してみて「よくここまでやってこれたもんだ」と思います。
話がすごく外れてしまいましたが、そんなストレスも1人でキャンプに行けば忘れることが出来ますし、発散させることが出来ます。ただ、私の場合は1人じゃないとダメですね。家族以外の他の誰かと行けば気を使いますし、合わせなければいけませんし。。
キャンプに行くときは、どこのキャンプ場にしようか、どんなスタイルで行こうか、ご飯は何にしようか、など考えることがたくさんあります。用意や片付けも時間がかかります。ただ、その時間は「好きなことをやっている時間」なのでイヤなことを忘れさせてくれる時間です。もちろんキャンプをしている時間が「一番楽しい時間」ですが。
キャンプ場で1人で焚き火を眺めたり、ボーっとしたり、マンガを読んだりしていると何もかも忘れさせてくれます。キャンプから帰って家で暖かい布団に入って寝る時すごい幸せで、まさにこの瞬間が「ストレスが発散」されたなぁと感じます。

道具への愛着
キャンプを始めた頃に比べてキャンプ道具がかなり多くなっています。これ以上はもう置くところが無いという位のところまで来てしまっています。
YouTubeのキャンプ動画やアマゾンなどのサイトを見ていると、そのキャンプ道具を使ってキャンプをしている自分を想像してしまうのですよね(笑)カッコ良いキャンプ道具とか、自分のスタイルに合いそうなものはすぐに欲しくなってしまいます。
子供の頃、家にキャンプ場の紹介本があったのですが、その本の一部にテントやクッカーなどのキャンプ道具が載っていたページがあったのです。それを見て子供心にすごくワクワクしていました。今と同じような感覚だったと思います。
私は特段裕福な家庭で育ったわけではないので、当時家族で使っていたキャンプ道具はどれも必要最低限でした。持っていたのはノーブランドのドームテント、テーブルと椅子が一体になったもの、キャプテンスタッグのクッカー、コールマンのガソリンランタン、コールマンのツーバーナー、銀マット、アルミのバーナースタンドくらいだったと思います。タープは無かったですね。初めの頃は寝袋も無かったです。
ある日、私が父親に「寝袋を買って」とねだったことがあって家族分の寝袋を買ったのですが、その値段が合計30,000円位でした。その値段を見て「うち、貧乏やのにこんなん買って大丈夫かな」と思ったことがありました。今思えば父親は子供である私の経験のために無理して買ったのかなと思うとちょっと熱くなるものがありますね。
その道具も一部は今でも私が、主にファミリーキャンプで使用しています。寝袋はさすがに無いですが、コールマンのガソリンランタンとツーバーナー、キャプテンスタッグのクッカーは現役です。かなり愛着がありますのでこれからも大切に使っていきたいですね。
もちろん、自分で買ったキャンプ道具もたくさんありますので、同じようにこれからも大切に使っていくつもりです。

非日常の体験
キャンプから帰ったの次の日に仕事をしていると「あぁ、昨日の今頃はテント張ってたな」とか「焚き火してたな」とか思い出して、「今の俺は何やってんだ?」と感じることが良くあります。昨日の非日常から今の現実を感じる瞬間ですね。そうなると、またキャンプに行きたくなってくるのですよね。「また、あの非日常を感じたい」って。
皮肉にも、この仕事という日常があるからこそキャンプは非日常となっています。もしキャンプばかりになってしまったら、きっとこの至福の感覚は薄れてしまいます。そう考えると、この絶妙な「バランス」こそが私にとって最も重要なのだと気づかされます。 この非日常があるからこそ仕方なくでも日常の「仕事を頑張らなくてはいけない」というような気持にさせられます。

最後に
この記事を書いていて思ったのですが、私のキャンプ好きは子供の時の体験や思い出もかなり影響しているのだろうと思います。
私は学校から帰ったら宿題もせずにすぐに外に遊びに行くような子供でした。その遊びの中で好きだったのは「秘密基地」ですね。近所の空地で竹で組んだ骨組みにビニール袋をかぶせて「秘密基地」にして、わざわざ雨の日に中でおやつを食べたりしていました。キャンプそのものですよね。。
振り返れば、私にとってキャンプとは、まさに子供時代の「秘密基地」の延長線上にあるのだと感じています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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