この記事は初めてキャンプに行く方やキャンプ初心者の方が家族で行くファミリーキャンプを成功させるために私の今までの経験などを元にまとめたものです。よかったら参考にしてください。
ファミリーキャンプの目的
子供の頃、家族でキャンプに行った思い出があります。写真などは一枚もないのですが自分の記憶の中で結構鮮明に覚えています。私の経験からも子供の時に家族でキャンプに行くのは良い影響がたくさんあると思います。ファミリーキャンプの目的は人それぞれ様々あると思いますが何点か挙げてみました。
- 都会では体験できない大自然に触れることができる
- 家族で協力してテントを立てたり料理したりすることで絆が深まる
- キャンプの中で子供に役割を与えることで責任感や達成感を得れる
- 家族の思い出になる
ファミリーキャンプをするための4つの手順
キャンプはキャンプをすることが目的ですのでどこかに寄って遊んでから行ったり帰ったりするのはあまりおすすめできません。理由は単純です。疲れます。特に初めのうちはテントの設営、外での料理、慣れない寝袋での睡眠とかなり体力を使います。子供もキャンプ自体が遊びみたいなものですので特別に「〇〇に行く」みたいなのは無くてもいいんじゃないかなと思います。
家族でキャンプに行く場合、普通の旅行と違って色々と考えなければいけないことがあります。私がキャンプに行く際のルーティーンを4つに分けて紹介します。
1.計画
キャンプの計画を立てる中でまず考えなければいけないことは、いつどんなキャンプ場に行くかですね。イメージ的に「キャンプ=夏」みたいな感じですけど夏は避けた方が良いです。35度を超えるような炎天下でのキャンプは地獄です。というか危険です。ベストなのは
- ゴールデンウイークから梅雨までの間
- 9月下旬から11月初旬
ではないでしょうか。もちろん地域にもよりますが。気温のイメージとしては最高気温が23度前後で最低気温が13度前後ならすごしやすいです。
ファミリーキャンプならキャンプ場は迷わず
オートキャンプ場
が良いですね。オートキャンプ場なら車横付けでキャンプできるので便利です。
フリーサイトと区画サイトが選べるキャンプ場がありますが初めのうちは
区画サイト
がおススメです。フリーサイトはテントを設営する場所をすごく迷いますが、区画サイトならある程度決まっていますので設営場所を決めやすいです。
あとは食事を何を作るか決めて必要な食材をリストアップしておきます。初めのうちは簡単に済ませた方が良いです。特に翌日の朝は食器を使わずに済むようなものが良いです。パンとカップスープとか。
2.準備
私は以下の3点をキャンプに行く前日までに準備しています。
- キャンプ道具
- 消耗品
- 食料
キャンプに必要なものは消耗品を含めればかなりの数になります。ここでは細かいものまで全部は書ききれないので最低限必要なものを挙げていきたいと思います。
テント泊キャンプに最低限必要なキャンプ道具
初めてキャンプに行くのなら全ての道具を揃える必要はないと思います。もっと言えば初めてのキャンプはバンガローに泊まっても良いと思います。特に女性の場合はテントに寝るのに抵抗があるという方も少なくないと思います。
高規格のキャンプ場なら全てレンタルで済ますこともできます。ネットでキャンプ道具のレンタルを探しても良いと思います。
テント
ファミリーキャンプならドームテントがおススメ。大雨の中を使うことを想定しないなら耐水圧はあまり気にしなくてもよいです。対応人数はマイナス2くらいがちょうどよいです。(6人用なら4人で使うのに適しているみたいな感じ)
タープ
タープの下で過ごすと快適。急な雨の場合も濡れずに済みます。最悪無くても大丈夫です。
テーブル・チェア
最近はロースタイルが主流。コンパクトなもの、リクライニング機能の付いたものなど様々な種類のものがあります。
寝袋
封筒型とマミー型があり、寝袋の中である程度動ける封筒型がおススメ。人によりますが寝袋に書いてある温度は実際に行くキャンプ場の最低気温よりも5度程度低いものを選ぶとよい。(寝袋表記5度なら実際は10度位までと考える)
マット
地面からの凸凹や冷気を遮断してくれる。発砲ポリエチレン製の蛇腹になったもの、エアーマットなどがある。私は無しでも寝れます。
ランタン
最近は手軽なLEDのものが主流でおススメです。ファミリーキャンプでの使用なら1,000ルーメン程度はあった方が良いです。他には燃料にガソリン、灯油、ガス等を使ったものがあります。雰囲気があるのは圧倒的に火を使ったランタンです。
コンロ
料理をする際に使います。燃料にガソリン、ガス、アルコール、固形燃料等を使用するものがあります。家にあるカセットガスコンロでも使えます。
焚き火台
焚き火をしないならいりません。最近のキャンプ場では直火が禁止されているところがほとんどですので焚き火をするなら必ずいります。様々なタイプのものが各メーカーから出ています。
クッカー
初めはキャンプ専用品でなくても家で使っているもので代用しても良いです。私は子供の時にファミリーキャンプで使っていた鹿のマークのステンレスクッカーセットを実家から持ってきて使っています。
食器
初めは使い捨てのものでも良いです。シェラカップが一人2つ位あれば便利です。
クーラーボックス
ファミリーキャンプで使用するなら30L位は必要になると思います。寒い時期ならソフトタイプでも良いですが気温が20度を超えるような時期はハードタイプがおススメです。私はファミリーキャンプのときはランタンマークの付いた51Lのクーラーボックスを使用しています。
ウォータージャグ
無くても良いですが水場が遠い時などはサイト内ににウォータージャグがあるとなにかと便利です。ファミリーキャンプなら10Lくらいは必要です。
消耗品
何度かキャンプに行っていると無くなる消耗品が出てきますのでその消耗品を買い足しておきます。消耗品の用意はキャンプに行く前だと忘れてしまうのでキャンプに行った後すぐにリストアップしています。よく買い足すのは
- LEDランタン用の電池
- ランタン・コンロ用のホワイトガソリン
- キッチンペーパー
- アルミホイル
- 薪
- 虫よけスプレー
- 食器洗い用洗剤
食料
出発の前日までに買い出しを済ませておき昼食・夕食・朝食に袋に分けて冷蔵庫に入れておきます。袋分けしたものを出発日にクーラーボックスに入れ替えます。
キャンプ場に行く途中で買い出しをしても良いのですが、行く途中で買い出しをすると買った食材を食事毎に袋分けしたりクーラーボックスに詰める作業を外でしなければいけませんので私は前日までに済ませています。
3.当日
当日の大まかな流れ
- チェックイン時間に間に合うように出発
- 12時前後チェックイン
- テントサイトの設営を行う(初めはかなり時間を要する)
- 17時頃から夕食の準備(慣れない外での調理なので、できれば明るいうちに)
- 19時前後に夕食
- 夕食の後片づけ(面倒でも翌日に後回しにしない方が良い)
- 22時就寝
- 6時起床
- 7時頃朝食(慣れるまでは後片付けの手間を考えて簡単に)
- 9時頃撤収(撤収も時間かかるので余裕を見て)
- 11時頃チェックアウト
当日に意識しているのは時間的な余裕を作ることですかね。特に慣れるまでは何をするにも時間がかかりますので完璧を求めない方が良いです。時間に余裕を作って子供との時間をとれるようにしたいですね。
例えば料理ですが手の込んだものを作りたくなってしまいがちなんですが簡単なもので良いと思います。私はファミリーキャンプの時はカレーが圧倒的に多いです。カレーなら子供にも材料を切ってもらったり鍋に水を入れたり手伝えることもたくさんありますし。何よりもカレーは子供が好きですから。
何でも現地で作るのではなくてレトルトの物や総菜などを活用して良いと思います。これが外で食べるとなんでも1.5倍くらいはおいしく感じます。
4.後片づけ
キャンプサイトの撤収から後片づけ、手入れ、収納についてです。人によると思うのですが次のようなタイプがあるのかなと思います。
- 濡れたり汚れたまま片づけて家に着いてからきれいにする人
- キャンプ場で撤収時にある程度汚れを落として家では何もしない人
- 汚れた状態のまま撤収して家でもそのままの人
汚れた状態のまま何もせずに収納するのはカビが生えたり、道具を痛めますのでやめたほうが良いです。
私は撤収時にある程度きれいにして家に着いたらそのまま収納しています。実は私はこの時間が結構好きです。自分のキャンプ道具をいじりながら「次のキャンプにはあんなのが欲しいな」とか「この道具だいぶ使い込んだな」とか考えながらやっていると楽しいです。
私が撤収時に気を付けていることです。
- 朝起きたらテントに付いている朝露を拭いておく
- 撤収の最後までテントは建てた状態で乾燥しておく(状況によっては裏向けにして床面を乾燥させる)
- 寝袋を外でよく乾燥してから収納袋に入れる
- 汚れている道具(チェアの足、ペグ、コンロなど)は濡れたタオルで拭いて乾燥してから片づける
以上のようなことに気を付けながら撤収して家ではそのまま収納しています。
最後に
最後に、この記事はキャンプ初心者の方に向けて書いたものですがまだまだ書ききれていない部分がたくさんあります。全体のフワッとした流れを書いたつもりです。
まだキャンプに行ったことのない方はなかなか行動に踏み切れない部分もあると思いますので、そんな方は「完璧を求めずに一度行ってみれば良いですよ」と言ってあげたいです。一度行くと次からどうなふうにすればよいか分かることもたくさんありますし。
「キャンプはこうしなければいけない」みたいなのはないですし失敗しても予定通りに行かなくても全然構いません。「こうしなければいけない」と思うと楽しめませんし逆にイライラしてしまします。イライラすると子供にもイライラがが伝わってしまいます。子供の思い出には確実に残ると思いますので、できるだけ楽しいものにしてあげたいですよね。失敗しても失敗したことが将来の話のネタになったりするかもしれませんよ。
自然の中ですごす非日常感は格別ですのでいろんな人に経験してほしいです。
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